美容やダイエットへの意識の高い女性にとっては、もう当たり前のエクササイズのひとつとなったヨガ。
実際にヨガを継続していた・継続している方や、ヨガ教室に通っていたことのある方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなヨガを続けることによって得られる嬉しい5つの効果をまとめてみました。
ヨガをやったことのある方も、名前を知っているだけでまだヨガをやったことのない方も、ヨガの意外な効果を知って頂ければと思います。
目次
ヨガの効果その1:体のゆがみ・くせを治す
皆さんの中に、パンツの丈の長さが左右で違ったり、鏡や写真で見たときのウエストや肩の高さに左右差があったりする方はいませんか?
また、なぜか片方の靴だけが先に穴が開いたりダメになったりしていませんか?
それはいつのまにか体が歪んでしまい、片側だけに力が入ってしまっているからなんです。
私たちの体は、骨盤を土台に成り立っています。
日頃の脚を組むくせや、利き足の使い方、歩き方などでこの骨盤は歪んでしまうことがしばしばあります。
これが体のゆがみ・くせにつながるのです。
体のくせによって姿勢にくせが生まれ、体のゆがみになっていきます。
このゆがみとくせを治す手段のうちのひとつがヨガです。
ヨガのポーズは、必ず左右対称に行われます。同じポーズをしているのに、片方のポーズだけがつらい、となれば、そのポーズに関連のある体の位置が歪んでいることに気付くはずです。
ヨガをすることによって、身体の動きを左右均等にしていくことで、姿勢の癖からなる体のゆがみを改善していくことができるのです。
ヨガの効果その2:自然治癒力を高める
ヨガのポーズを行うときに最も大切にされるのが「呼吸」です。
ヨガ教室などに通った際に、インストラクターから呼吸について繰り返し指導された方も多いのではないでしょうか。
この、ヨガで重要視される「深呼吸」が体の自然治癒力を高めるのです。
呼吸とは、体に多くの酸素を取り入れて二酸化炭素を吐き出す行為。言わば呼吸そのものがデトックスと言っても過言ではありません。
頭痛や腹痛などの具体的な痛みに対してもそうですが、精神的な不安定を呼吸で緩和することは、実際に心療内科のカウンセリングなどでも行われている指導法です。
実際にヨガによってからだと心が調和すれば、自然治癒力が強くなり、結果として免疫力が高まります。
免疫力が高まった結果、代謝がよくなり、細胞の生まれ変わりが早くなれば、体の中の悪いものが早く外へと追い出されてくれるわけです。
結果として、ヨガは体の自然治癒力を高めてくれるのです。
ヨガの効果その3:内観性が高まる
ヨガで必ず行われる「瞑想」によって、内観性を高められるというのが続いてのポイントです。
「内観」というのは、自分自身のことを内側から客観的に見直す、という意味の言葉です。
瞑想では、ヨガの呼吸法を用いながら自信の肉体と呼吸を意識し、自分自身を客観的に見つめていきます。
主観から離れることで冷静に物事を見つめることができ、ネガティブな感情を生み出している不安や怒り、落ち込みなどから心を解き放つ作用があります。
結果として、心は穏やかになり、平和と調和が生まれます。
自分自身を客観的に見つめれば、過去のまずい自分を反省することもできます。
もちろん、必要以上に自分を責めすぎていることがあれば、その点を修正して自分を慰めてあげることもできるでしょう。
自分を「~ねばならない」の思考で縛ってしまいがちな人には、特にこの内観で自分自身を「許す」ことが必要な場合が多いです。
定期的にヨガを行うということは、それだけ定期的に自分自身を内観する機会があるということ。
自分というものを常に内観し、はっきりと自分の軸や基礎となるものを構築することができれば、ヨガをしていないときでも穏やかな生活が送れますよね。
ヨガの効果その4:慢性的な症状の緩和
「不定愁訴」という言葉をご存知ですか?特にこれと言った原因があるわけでもないのに、なんとなくだるい、なんとなく頭が痛い、関節がいたい、肩こり、気分が暗い、むくむ、といった症状が現れることを言います。
病院に行くほどの症状ではないけれど、これらの症状を抱えて毎日を送るのが辛い、という方は意外と多いのではないでしょうか?
特に不定愁訴は、季節の変わり目によく顔を出すと言われています。
日本には四季がありますから、季節の変わり目は4回…これって、結構な回数ですよね。
ヨガは、これらの不定愁訴を改善する効果もあるのです。
実際に、ヨガを始めてからさまざまな不定愁訴が改善したという声がインターネット上では多く聴かれます。
これには、きちんとした理由があるのです。
して、不思議と不定愁訴が改善するのです。
ヨガというのは、何よりも「自分のからだとこころ」に意識を集中させて行うのが大切なエクササイズ。
物事にしっかりと集中して体を動かすと、血流がよくなったり心が落ち着いたり
体調が悪い中わざわざヨガをしなければならないの?と思うかもしれませんが、まずは無理のない範囲から短時間でも始めてみましょう。
気付いたら不定愁訴のことを忘れて最後まで気持ちよくポーズを取っていた、なんてこともあるかもしれません。
ヨガの効果その5:自律神経を整える
ヨガには、自律神経を整える作用があります。
運動をすると、人間の体はセロトニンというホルモンを出します。
セロトニンは人が持つ天然の抗うつ剤で、その効果から「幸せホルモン」という名前もあるくらいです。
機械的ですが、実際そのホルモンを脳が検知すると人は何もなくても幸せを感じるようになります。
そしてセロトニンは、リズム運動と呼吸サイクルが重なった運動をしたときに最もよく出るというデータがあるのです。
つまり、リズム運動と呼吸を重視するヨガは、セロトニンととても相性が良いんです。
ヨガの呼吸法では、自律神経を正すのにも効果があります。
人は自分の体を癒すための神経を自分で持っていて、それを副交感神経と言います。
心をリラックスさせるヨガは、その副交感神経を優位にしてしっかり働かせ、薬や道具に頼ることなく、自然に疲れた心と体を癒してくれます。
終わりに
みなさんが既にご存知のものから、意外なものまで、ヨガにはさまざまな効果があることが分かって頂けたのではないかと思います。
ヨガというと複雑なポーズを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は簡単なポーズで心を落ち着けられるのもヨガのよいところ。
今は動画や講座で簡単にヨガのやり方を見つけることができるので、ぜひ一度ヨガにトライしてみてはいかかですか?