すこやか美生活

体調不良の時に食べると効果的な食事は?

仕事が忙しくて疲れが溜まっていたり風邪気味の時など、体がだるくて体調が悪いと感じる時もありますよね。

そんな時に重要なのが、体調不良を治してくれるような食事です。

食べる物の内容は体の状態は直結していますし、それが体調不良の時であれば更に体はそれを敏感に感じ取って反応してしまいます。

そうなると体調不良が余計に悪化してしまうようなこともあるでしょう。

体調不良を改善できるような、体の調子が悪い時にこそ食べたい食事をご紹介します。

 

毎日の食事が積み重なって体調に影響を与える

1食くらい体に悪い食事を摂ってもあまり問題はないかもしれませんが、それが続くと体の調子が悪くなり、肌もボロボロになっていきます。

今体調が悪いという方は、まずは自分の最近の食生活を振り返ってみてください。

体調が悪い今体調不良に効果的な食事をすることも大切ですが、それだけでなく普段から食事の内容にこだわることが基本的な体の状態を整えていきます。

普段からバランスの良い食事が摂れていないという方は免疫力が弱くなっていて体調不良になりやすいですし、体調が悪くなった後に症状が悪化してしまったり治りが悪くなってしまいやすくなります。

体調不良になってから慌てて体に良いものを食べるのではなく、できるだけ普段から理想的な内容の食事を摂ることを心掛けましょう。

 

”体調不良”とまとめずに症状に合った内容の食事を

体調不良の時にはおかゆが良いなど、体調不良の時にはどんな症状であっても食事はこれが良いと決めつけがちですよね。

しかし、それで改善しないのはそれが今の症状に合った食事ではないからです。

誰でもなる可能性のある3つの体調不良の症状とそれに合った食事をご紹介します。

 

風邪の時に食べるべき食事

体調不良と聞いてまず風邪を引いた時のことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

風邪と言っても喉が痛かったり鼻水が出るなど、細かく分けると症状が違うのでそれぞれの症状に合った食事を摂っていくことが大切です。

風邪の時に食べるべき食事で共通しているものは、温かくてバランスの取れた体に良いものです。

例えば、鍋や温野菜は温かくて栄養もあるので、風邪をひいている時に食べると免疫力を高めてくれるなどの効果に期待することができます。

体をしっかりと温めるためには、体を温めてくれる効果が高いと言われているショウガを飲み物に入れるのもおすすめです。

風邪の症状としては喉が痛い時には喉に刺激を与えない食事が良いでしょう。

 

ショウガ紅茶はダイエットにも良いと注目されていますが、実は食欲がなくなって普段よりも痩せやすい風邪の時にも飲むべきものです。

ショウガの体を温める効果に加え、紅茶の殺菌作用で喉の炎症を抑えてくれます。

とろっとしていて食べやすい豆腐やプリンなども喉を刺激しないので喉が痛い時にこそ食べたいですね。鼻詰まりがひどい時には、食事をしながら鼻詰まりを解消してくれるような食べ物がおすすめです。

鼻はミントの香りや温かいものの湯気などでもスッと通るような感覚がすることもありますよね。

だからこそ、鼻が詰まっている時には温かい食べ物を積極的に摂るようにしましょう。

湯気に鼻が刺激されて鼻詰まりが解消されるとともに、温かい食事で体の回復力を高めることができますよ。

食後にはビタミン水分を同時補給できる果物類を摂ることもおすすめです。

風邪をひいた時には体からビタミンが普段より多く消耗されていきます。

健康や美容のためには欠かせないビタミンを、風邪のひき始めのうちに積極的に補っていきたいですね。

また、同じ風邪でもひき始めの時と重度の時では少し食事内容が変わってきます。

ヨーグルトや100%の野菜・果物のジュース、アイスクリームなどは高熱の時でも比較的摂りやすいですよね。

他にも、風邪がひどい時には卵を混ぜたおかゆなど食べやすくて栄養が高い成分を含んだ食事を摂ることを基準に食事を選んでいきましょう。

熱が高い時には水分が普段よりも失われがちなので、スポーツドリンクなどで水分も意識して補給することが大切です。

重度の風邪では食べやすさや消化の良さを重視して食材を選び、少し治ってきたら少しずつ固形の鍋焼きうどんなどの食べ物に戻し、一気に体調を回復させていきましょう。

 

めまいがする時に食べるべき食事

疲れがひどい時などにはめまいがしてフラフラしてしまうこともありますよね。風邪の時は薬を飲むとある程度治まりますが、めまいはなかなか即効性のある薬で症状を抑えることができない点がつらいですよね。

めまいは一言でこの症状から来ているということができないですが、貧血の症状がある時には鉄分を摂るのが良いと言われています。

鉄分を摂る食べ物として有名なのはプルーンですが、それ以外にも豚レバーや鶏レバー、カツオやあさりなどの魚介類などに多く含まれています。

それに併せてビタミン類を摂っていくことも大切です。

貧血で鉄分不足の場合には、サプリなどで補うこともできます。

普段から貧血になりやすい人で上手く食事で鉄分を補えない場合には、是非サプリも活用してみてください。

また、めまいはストレスから来ることも多くあります。

ストレスでのめまいには不安から来るものがあるので、この不安を解消させることが大切です。

大豆製品に含まれるトリプトファンにはめまいを軽減する働きがあり、不安を解消させるのにも役立ちます。

納豆豆腐など普段から食べる食品にも多く含まれているものなので、普段から意識して摂るように心掛けましょう。

 

まとめ

体調が悪くなった時には薬に頼っても良いですが、健康のために最も大切なことはバランスの良い食事を摂ることです。

これは普段からでも重視しなければいけないことですが、体調が悪くなったら食事の影響が体に表れやすいので更に注意して食事を摂っていかなければいけません。

体調が悪いのに脂の多い食事を摂ったり、インスタント食品ばかり食べていては治りが悪くなってしまう可能性も高いです。

実際に体調が悪い時に食べると効果的なものにはそれぞれで共通している部分もありますし、その不調ならではの食べ物もあります。

自分の今の状態に合わせて、食事でしっかりと改善していきましょう。

また、普段からバランスの良い食事を摂ることで体調が悪くなる前に予防していくこともできます。

具合が悪くなってから対処するのではなく、普段から健康に気を付けていくことが最も重要なことです。