毎日の家事やお仕事で身体を駆使しているという方も多いことと思います。
たっぷり寝ても次の日の朝すっきりと起きられなかったりと疲れが抜けきらないことってありますよね。
責任感の強い方の多くは多少無茶をしても早く治したいことも多いでしょう。
少しの事で疲れてしまうなんて情けないことだと頑張りすぎてしまったり、自暴自棄になってしまうなど、責任感が強いと自分自身で精神的に追い込んでしまいやすい傾向にあると言われています。
しかし焦ったからといって疲労が蓄積している状況はすぐに解決するわけではありません。
自分を追い込まずに一旦気持ちを落ち着ける為にも、自分自身の状態を客観的に見てみるのも必要かもしれません。
病気でもない限り、疲労はいずれ抜けるはずですので一度ゆっくり考えましょう。
真面目な人ほど要注意!?
ストレスを溜めやすいという方や疲労がなかなか抜けないという方は真面目な性格の方が多いと言われています。
真面目な人というと、なんでも完璧にこなそうと努力し過ぎてしまう傾向にありますが、疲労が取れないことを実感している間は何でも完璧にこなそうとせずに、「このくらいで良いか」という考え方に変えてみましょう。
完璧にこなそうと意気込みをすればするほどに、完璧にできなかったときに自分を責めてしまうことになりますのでストレスを感じてしまうという悪循環になってしまいます。
何事も時にはほどほどにこなすことも健康のためには大事なのですね。
疲労感を自覚しているという方は多忙であることで疲れてしまっているということが多いでしょう。まずは手軽に取りかかることができる簡単なものから実践していきましょう。
しっかりと睡眠をとる
疲労に効果のある一番の薬はずばり「睡眠をとること」です。
疲れを感じるということは、身体が限界にならないように休息を求めているサインですので、質の高い睡眠を取って体を休めることが肝心です。
寝る前に簡単なストレッチを行うのも疲れを取るのに大変効果的です。
疲れて帰宅したときによくやってしまうという方も多いかと思いますがリビングのソファーや床など自分自身の寝室以外で寝てしまわないように気をつけましょう。
無理な姿勢で寝たとしても眠りが浅くなってしまいますので結局疲れが取れません。
同じ睡眠時間であれば自分のベッドや布団で寝るのが断然身体の疲れを癒すことができます。
十分な睡眠時間は7~8時間であると言われていますが仕事が忙しくて充分な睡眠時間を確保できないこともあると思います。
そのようなときにはできれば昼寝を取り入れてみましょう。
現代では昼寝の効果は科学的に実証されており、疲労回復効果は通常の睡眠と比べてなんと3倍もあると言われているのです。
10~20分程、デスクに伏せて目を瞑り、何も考えずに頭を空っぽにするだけでも、午後の作業がはかどると言われています。
ストレスを溜めない
疲労には身体を駆使したことによる単純な肉体的疲労とは別に、ストレスなどによる精神的な疲労もあります。
現代社会においてストレスが全くない生活を送るというのは不可能だということも多いかと思いますが、ストレスを減らすことは何かしらできるかと思います。
趣味に没頭したりストレス解消癒しグッズなどを使用したり、自分なりのストレス解消法を見つけてストレスを気持ち良く発散することができれば、自然と疲労感も緩和されていくのではないでしょうか。
規則正しい生活を
毎日忙しく、自分のための時間を割くのに余裕がない生活を送っているという方には大変難しいことかもしれませんが、疲労を根本から無くすために一番近道できるのは規則正しい生活に戻すということです。
早寝早起きは子どものころから身体に良いと教わってきましたが、免疫力を回復させるのに大変効果的なのです。
- 毎日一定の時間に睡眠を取る(できれば7~8時間)
- 栄養バランンスのよい食事を三食きっちりと摂る
- 入浴は38度~40度くらいのぬるめの湯船に肩まで浸かる
- 適度な運動をして血液を循環させる
このように日頃から規則正しい生活を心がけると疲れを溜めにくい健康な身体のベースづくりができます。
万が一長期間に渡って疲労感が軽減しないようであれば、疲労を伴った病気である可能性が考えられますので早めにお医者様に相談しましょう。
ストレッチで疲労回復
疲労回復にストレッチが関係あるの?と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
私たちは日常生活の中で様々な筋肉を使っています。使う頻度が高い筋肉は、次に使われるときに効率的に動くことができるように、緊張状態を維持し続けています。
筋肉の緊張状態が続いている状態では、周囲を通る血管を圧迫してしまうことで血液循環を悪化させ、疲労物質などの老廃物が溜まりやすくなります。
緊張してしまった筋肉を解すことは疲労回復のためにとても重要なことなのです。
【背中のストレッチ】
- 両手の平を合わせ指と指をクロスさせカラダの前で組みます。
- 肘を外側に向け、組んだ手をゆっくりとまっすぐ遠くへ伸ばしていきます。
- その動きに連動して背中が軽く丸まるようなイメージで背中を伸ばしていきます。肩や腕には無駄な力を入れずに伸ばすことが重要です。40秒ほどかけて行いましょう。
【全身のストレッチ】
- 仰向けで横になります。
- バンザイするように両手をまっすぐ上にあげ、足は下に向かって遠くに伸ばすように伸ばしていきます。この時に肩とももには力が入らないようにしましょう。
- 10秒ほど連続して伸ばします。
- これを5セット行いましょう。
どちらも寝る前、寝起きに簡単に出来ますね。
終わりに
毎日充実した時間を過ごすためには、朝には疲労感が抜けた状態で気持ちよく起きることがとても大切です。
気持ちよく起きられた日は、体力にも余裕があり、やる気に満ち溢れ、あっという間に1日が終わってしまったように感じる充実感を味わうことができます。
ストレッチと聞くと、カラダが硬いから無理、痛そうだからできないなど、苦手意識を持っている方も多いかと思います。
しかし、ストレッチをすることによってカラダの中の疲労物質を流すことができますのでまずは簡単なストレッチを取り入れてみましょう。
痛いと感じるところまで伸ばしてしまうと筋肉を痛めてしまい逆効果になるので、気持ちいいくらいを目安に伸ばしてみましょう。