すこやか美生活

体がだるく感じる原因と対策方法について

「寝ても、寝ても眠い」「若いころに比べて疲れが取れにくくなった」「どこが辛いか分からないけど、身体がだるい」こんな症状が当てはまる人も多いのではないでしょうか。

特に、現代の40代で働く男性は、このような症状が当てはまる方も多いものです。症状の下人が分かれば、対策が打てます。

今回は体がだるく感じる原因と対策方法についてご紹介します。

 食生活が乱れていること

平日から週末まで飲み会、接待…忘年会、新年会、年度末、新年度と年中飲み会があり、不規則な食生活が続いていませんか?

不規則な食生活による「栄養不足」「栄養の偏り」そして、「内臓の負担」食生活の乱れによる「栄養不足」「内臓への負担」が原因で、体がだるくなる方が多いです。

食生活の乱れが原因で体がだるくなる、具体的な理由をご紹介します。

 ビタミンB群の不足

ビタミンB群の食品は、摂取して得た栄養素をエネルギーに変える働きがあります。つまり、このビタミンB群が不足すると、体でエネルギー発生をしなくなります。そのため、体がだるくなるという原理です。

【ビタミンB群が含まれる食品】

魚介類、豚肉、レバー、卵、大豆などの豆類

 酵素の不足

「酵素ドリンク」という健康ドリンクを聞いたことがある方も多いと思います。酵素とは、人間が体内で栄養を吸収したり、消化をしたりできるようサポートをする作用があります。

これは、人間の体内に元々あるものですが、加齢とともに減少していきます。これが不足すると、疲労の原因となる「乳酸」を体内から排出・除去できなくなり、体にどんどん疲れが溜まっていくのです。

つまり、酵素は歳をとっても、若い頃と変わらず、体内に必要な成分なのです。

【酵素が含まれる食品】

果物、生野菜、納豆や味噌などの発酵食品

 炭水化物・糖質の過剰摂取

これは、自覚している人が多いのではないでしょうか。男性の食事となると、ついついガッツリとご飯が食べたくなりますよね。

炭水化物や糖質を摂りすぎると、血糖値が激しく上がったり、下がったりすることで体が無意識に疲れます。また、特に糖質を摂りすぎると、代謝が落ちてしまい、体内の疲労物質が排出されなくなり、なかなか疲れがとれなくなります。

【炭水化物・糖質が含まれる食品】

白米、パン、麺類(特にラーメン、パスタ)、イモ類、お菓子など

 鉄分の不足

鉄分が不足すると、血液を作るもととなるヘモグロビンが減少します。そして体が酸欠の状態に陥ります。酸欠になった血液は活動が衰えて、疲労と変化します。よく女性が鉄分が不足していて貧血になると言いますが、男性も同じ現象が起こるのです。

【鉄分が含まれる食品】

レバー、海藻類、卵黄、納豆、味噌など

 カフェインの過剰摂取

こちらも当てはまる方が多いのではないでしょうか。朝早くや長距離の運転は眠くなるので、ついつい1日何度もコーヒーを飲んでいませんか?

カフェインの過剰摂取は、睡眠障害や神経過敏(体を休めなければならないときも、脳が活動し続けること)の症状が現れて、疲労の原因となります。

【カフェインを含む食品】

コーヒー、紅茶、ウーロン茶、緑茶、栄養ドリンクなど

上記が、食生活の乱れで体がだるくなる原因です。具体的な対策として、

◆ビタミンB群、酵素、鉄分を含む食品を摂ること

◆炭水化物、糖質、カフェインを含む食品は適量におさえること

を徹底しましょう。度々の飲み会や、男性同士の食事会はついつい食べすぎ・飲みすぎてしまうもの。食べ物をコントロールして、胃腸を休める日も作りましょう。

目が疲れていること

仕事で、長時間PCやスマホを使用することが多いものです。長時間液晶を見ていると、無意識に「眼精疲労」が起こります。

精疲労が起こると、肩や首などの上半身の血行が悪くなり、どんなに休んでも疲れがとれません。

そして、眠る直前まで液晶を見ている場合は、液晶の光が刺激となり、睡眠の質もぐっと落ちてしまいます。

しかし、仕事でPCやスマホを使用することは避けられないので、夜寝る前に、レンジで温めたホットタオル(蒸しタオル)で目の周りや首周りを温めて、血行をよくするよう心がけましょう。

眼精疲労の対策は、「血行を良くするよう意識すること」です。目を労わって、、こまめに温めることをおすすめします。

 睡眠の質が低いこと

体がだるい原因として、「睡眠の質が低いこと」も考えられます。

 寝ている最中に体がこわばっている

寝ている最中に、無意識で筋肉がこわばったり、体に力が入っていることがあります。そうすると、血行が悪くなり、簡単に疲れが抜けません。

意識をして、体をこわばらせる人はいません。しかし、無意識でも体に力が入っていると、血行が悪くなり疲れが取れません。

具体的な対策は、「お風呂はぬるま湯で38度~40度程度」「お風呂上りにマッサージをする」「お風呂上りにストレッチをする」ことです。

お風呂に浸かると、体の血行がよくなり、コリもほぐれます。そこで、体をしっかりマッサージやストレッチをして伸ばすことで、筋肉のこわばりを防ぎます。

そして、お風呂の温度は38度~40度が身体の血行がよくなる、ほどよい温度だと言われています。

 体内の時間間隔がずれている

早起きだったり、夜遅くまで起きていると、体が時間の感覚をうまくつかめなくなります。その結果、体が「時差ぼけ」状態になります。

具体的な対策として、「朝一に朝日を浴びること」「毎日できるだけ同じ時間に起きること」を徹底しましょう。

朝一に朝日を浴びることで、体が「今は朝だ」と認識します。体を強制的に起こすことで、日中のだるさは軽減されます。

 男性ホルモンの低下

40代に突入すると、女性は更年期障害の症状がでる方がいます。同様で、男性は、女性ほど急激な変化がなくても、男性ホルモンが減り、機能が低下する更更年期障害のような症状がでます。

具体的な症状は、

◇やる気がでない

◇体がだるい

◇不眠

◇性欲の低下

◇体に力が入らない

◇仕事の能率がさがる

◇メタボリックシンドローム

など、上記は一例ですが、このような症状が、男性ホルモンの低下により現れます。

この対策としては、

◇ストレスをため込まない

◇テストステロンの分泌量を増やすこと

ことです。

ストレスをため込むと、先ほどご紹介した項目にも繋がりますが、体に不調が出てきます。

そして、テストステロンとは、男性ホルモンの約9割を占める成分で、筋肉を鍛えるなど、男らしい体をつくる働きをします。これの分泌量が減ると、男性としての機能が低下し、体がだるくなります。

テストステロンは、生活習慣の改善(食生活や、睡眠)をすることで、40代でも十分に回復し、分泌します。

つまり、規則正しい生活習慣を行うことが重要になります。

 4つの理由を理解し、対策をとろう!

今回は、体がだるくなる原因と対策方法についてご紹介しました。

当てはまるものはありましたでしょうか。いずれも、明日から改善できることばかりです。自分の生活を少し意識をして、体のだるさを除去し、若々しい40代になりましょう!