すこやか美生活

長引くだるさは身体からのSOS!だるさの原因と解消方法

「何だか体が重くてだるい」「疲れが取れない」「寝ても寝ても寝足りない」「些細なことでイライラする」

あなたはこんな症状ありませんか?

いつも体がだるくて疲れが取れない、何となく体調が悪くてやる気が出ないという方は、現代のストレス社会においてかなり増えています。

こういった倦怠感(だるさ)は、周りからは理解されにくく「甘えている」「さぼっている」などと思われがちですが、実はしっかりとした原因があります。また、場合によっては何らかの病気が潜んでいることもあるので注意が必要です。

女性の場合は、生理周期やホルモンバランスが関係していることもあるので、原因を解明して解決に努めましょう!

倦怠感の主な原因とは?

毎日何となく続くだるさの主な原因は、人によって様々です。

そこで、考えられる主な原因をご紹介します。

【ストレス】

仕事の忙しさや環境の変化は、心と体が疲れやすくなります。特に、春から新生活が始まった方は、慣れないことが多くなるので、知らず知らずの内にストレスを感じている可能性が高いです。

このような精神的なストレスは体調に影響を与えるため、体の倦怠感を引き起こしている場合があります。

【栄養バランスの乱れた食事】

現代人はインスタント食品やコンビニ弁当、スナック菓子などを食べる機会が多いので、栄養バランスが崩れている方が多いです。

ビタミンB群やミネラルは体調を整えるために欠かせない栄養素です。これらの栄養素が不足すると、体の代謝が上手くいかなくなり、疲れが取れにくくなってしまうのです。

忙しくて食事をしっかりとっていない方やいつもコンビニ弁当で済ませている方は、栄養バランスの乱れが倦怠感を引き起こしている可能性があります。

女性は生理周期が原因のことも

女性の場合、倦怠感の原因は生理周期が関わっていることもあります。生理前になると体のだるさを感じる方が多く、そのような症状を月経前症候群(PMS)と呼びます。

この場合、倦怠感に加えて頭痛や腰痛、肌荒れ、憂鬱感、不眠や眠気、過食などの症状が起こる場合もあります。これが重症化すると、月経前不快気分障害(PMDD)という症状になる恐れもあります。

こういった症状は病院でピルや漢方を処方してもらうことで、改善につながるケースもあります。

病気による倦怠感

体のだるさは、ほとんどが休養をしっかりとることで回復するので大きな心配は要りません。

ですが、倦怠感が長期に渡って続いたり、倦怠感に加えて微熱や吐き気、息切れ、うつ気分、関節痛、下痢などもある場合は何らかの病気によって倦怠感が出ている場合もあります。

倦怠感があるときに考えられる病気をご紹介します。

■肝臓病(脂肪肝)

肝炎や脂肪肝などの肝臓病になると、何となくだるさが続いたり、食欲がないなど風邪に似た症状が出る場合があります。

特に、肥満の方は脂肪肝のリスクが高くなるので、倦怠感ややる気が出ないなどの症状が続いた場合は、肝臓の機能が低下していないか病院で一度検査を受けてみると良いでしょう。

また、アルコールの取り過ぎでも肝機能が低下して倦怠感が起こる場合もあります。

■甲状腺の病気(バセドウ病、橋本病)

倦怠感や疲れやすさのほかに、のどあたりがパンパンに腫れていたら要注意です。この場合、甲状腺機能亢進症という甲状腺の病気の可能性があります。

甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンが出過ぎることが原因で、体のだるさのほかにのどの腫れ、怒りっぽくなる、イライラする、食べても痩せる、動悸がする、汗をかきやすくなる、手の震え、不眠などの症状が出ます。

倦怠感は食べ物で解消しよう

倦怠感の原因が病気ではない場合は、毎日の食事によって倦怠感を解消しましょう。

食事のメニューを少し意識して変えることで、足りない栄養素を補うことができ、体のだるさが一気に取れることがあります。

鶏肉

鶏肉には、疲労回復に効果のあるイミダペプチドという物質が豊富に含まれています。

イミダペプチドは動物の筋肉に含まれており、豚肉や牛肉に比べて鶏肉に多く含まれています。また、鶏肉の中でも手羽先は、眼精疲労に効果的なビタミンAが多いため、目の疲れが気になる方にもおすすめです。

豚肉

豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれています。このビタミンB1は血液中の糖分をエネルギーに変化させ、ストレスを減らす効果も期待できるのです。

柑橘類やお酢

運動した時などに筋肉中に作り出される乳酸が体内に多くなると、筋肉が収縮して疲れを感じやすくなります。

お酢や柑橘類などに含まれているクエン酸は、この乳酸を分解する働きがあります。クエン酸はお酢の他にも、レモンやオレンジ、梅などに多く含まれています。

トマト

トマトに含まれるリコピンは、抗酸化作用が高い成分のため、アンチエイジングに効果的です。さらに、疲れを取り除く効果があるのです。

また、トマトにはクエン酸も多く含まれているため、体内の乳酸を抑えて食欲を増進させる効果もあります。

ニンニク

滋養強壮に良いとされるニンニクは疲労回復にも効果的です。

ニンニクに含まれるアリシンという成分は、疲れを取り除くビタミンB1を体内に取り入れやすくする働きがあります。ビタミンB1は豚肉に豊富に含まれているため、ニンニクと一緒に調理することで疲労回復にピッタリなメニューが出来るでしょう。

卵はアミノ酸のバランスが良く、良質なタンパク質も含まれています。そのため、倦怠感や疲労回復に効果的です。ですが、コレステロールが気にあんる方は食べ過ぎに注意しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

毎日続く眠気や体のだるさは、周りには中々理解してもらえない場合もありますが、実は病気が原因になっていることもあります。また、ストレス社会に多いうつ病などの精神障害の場合もあるのです。

気になる方は、是非病院での診断をおすすめします。

また、生活習慣が倦怠感を招いている場合は、何が原因かを解明し、正しい生活習慣を送るように意識しましょう。ご紹介したように、毎日の食事からでも倦怠感を取り除くことが出来るため、疲れに効果的な食材を積極的に摂りいれましょう。