原因がはっきりとわからないけれど身体がだるくて重いことやとても眠いことってありますよね。
そんなときは会社や学校に行くのも嫌になってしまいます。病気ではない限り重い腰を上げて出勤、通学するという方も多いかと思います。
身体がだるい状態が一日で済むのであればまだ耐えられますが、一週間続いてしまったり、ひどいに場合は慢性化してしまうことでだるくて眠い状態が毎日続くという方もいらっしゃいます。
だるさを抱えた状態では頑張って動こうと思っても効率良く作業をするのは難しいと思います。
体がだるい原因としてあげられるのは主に疲労感からくるものや精神的なストレスなどによって起こることがありますが、そのにも貧血などが原因なって体にだるさがでることがありますので、だるさが取れない時には注意が必要です。
そんな辛いだるさを改善するためには日本人の大好きな”お風呂”が関わっているってご存知でしたか?
なぜお風呂に入ることが身体に良いのかお伝えします。
疲れているときこそお風呂に入りましょう
疲れているときに早く寝る、なるべく睡眠時間を確保するということは重要なことです。
しかしお風呂に入りその日の汚れとともに疲れも取り除くということは質の良い睡眠をとるためにも省くことのできない重要なことなのです。
仕事でクタクタになっているときはお風呂になんて入るのが面倒でシャワーだけで済ましてしまうという方も多いですよね。
しかしそれが翌日のだるさに繋がっている可能性があるのです。
その日の疲れがその日のうちにケア出来ていなければだるさや倦怠感が続き、最悪の場合には働くことも困難な状態になってしまうかもしれません。
万が一倒れてしまうなんてことになってしまったら生活も一変してしまいます。
そうならないためにもお風呂に入ることを心がけましょう。
お風呂の入り方
まずお風呂に入ることのメリットは体温が上がることで代謝も上がるということです。
疲れたなと感じているときには代謝が落ちている状態です。
代謝が落ちても良いじゃないかと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、代謝が落ちると身体に悪影響があります。
代謝が落ちるということは疲れを感じやすくなるだけでなく疲れが身体に残りやすくなってしまうのです。
代謝が落ちている状態が続けば毎日身体の調子が万全になりにくく身体がだるい状態で仕事をすることになるのです。
そして代謝が落ちることは太りやすくなるということでもあります。
太ってしまえば運動不足や暴飲暴食をすることによってさらに代謝が低下してしまいます。
もし暴飲暴食や運動不足に心当たりがないのにだるい状態が続いたりそれほど食べていないのに太っている場合には代謝の低下が考えられます。
代謝が上がるのはとてもいいことですがお風呂の入り方を誤ってしまうと、余計に身体を冷やしてしまったり肩こりを発症してしまいだるさや倦怠感を増してしまう原因にもなります。
最近シャワーで済ませていたという方、だるさをお風呂に入ることで改善していきたいという方もぜひ読んでみてください。
お風呂の所要時間
みなさんはいつも何分間お風呂に浸かっていますか?
湯舟に入る時間と身体を洗っている時間を合わせて20~30分くらいという方も多いのではないでしょうか。
入浴にかける時間は個人差がありバラバラだと思いますが中には1時間以上入浴している方や毎日2時間湯舟に入っているという方もいらっしゃることと思います。
長く入る方はご自身の身体が冷えやすいため、なるべく長くお風呂に浸かっていれば身体の芯から温まるのではないかと思っていらっしゃることが多いようです。
実は長時間湯船に浸かればいいという訳ではありません。
入浴してすぐは38度以上の温度であれば温かく感じます。しかし時間が経つと身体がお湯の熱を奪っていくのでだんだんぬるく感じるようになります。
時間が経つと皮膚が開いて、今度は身体の熱がお風呂に取られていきます。
そこで追焚きをする方や、お湯を足すという方も多いでしょう。
実はこれを1時間も2時間も続けていたら身体が温まるどころか身体が疲労してしまうだけなのです。
ただ単に身体を温めることが目的なのであれば、2~3分もあれば充分だと言われています。
体力の無い時には短めに、体力のある時は、少々長くして工夫しましょう。
お風呂のタイミング
人間の身体は、夜の8時を過ぎるとだんだん内臓が休息を取りたいと思い始めるようになっています。
夜10時を過ぎた頃には完全にお休みモードになっていきます。
つまり夜10時以降の入浴は、身体が休みたいと思っている時に興奮させる事になってしまうのであまりしない方が本来は良いことになります。
そして入浴後は、すぐに布団に入らずに30分以上は起きているようにし、身体を鎮めるかもしくはどうしても夜遅くにお風呂に入らないといけないという時には、2~3分の入浴時間にするのがベストです。
お風呂の温度
40℃後半の温泉源も日本には沢山ありますし、熱いお風呂を好む方も多くいらっしゃるかと思いますが熱いお風呂は身体にあまり良くないようです。
むしろ熱い温度の風呂は皮膚が強く抵抗してしまうので皮膚が締まった状態になってしまいますので結局長い時間お風呂に浸かってしまう事になるのです。それが疲れの原因になります。
体温はおよそ36℃、身の中の温度はおよそ37℃です。
お湯の温度は38度ぐらいから入り始めると身体の負担は少なく済みます。
3分でも湯船に浸かればお湯がぬるく感じると思いますが、気温の高い夏は39度、冬でも40度ぐらいの方が身体には優しく負担が少ないようです。
お風呂あがりには少しお水をかけると皮膚が引き締まり、体温の維持には最適と言われています。
終わりに
お風呂が大好きという方もいらっしゃればお風呂に入るのは面倒であまり好きではないという方もいらっしゃるかと思います。
しかし身体のことを考えると毎日シャワーで済ませるのではなく湯船に浸かることは重要なことで1日の疲れを癒すためには必要不可欠なことです。
お風呂の温度や入浴時間に気を付けて自分の体に合った入浴方法で日々の疲れを癒しましょう。