季節を問わず、1年中冷え性に悩まされている方も多いですよね。
たかが冷えと軽視しそのまま放っておくと、身体が冷えることによってお肌に栄養を届ける細い血管が縮み、血流が悪くなります。
するとお肌がかさついたり、くすんでしまったりニキビなどの肌荒れを起こしやすくなってしまいます。
更には免疫力も低下することによって風邪を引きやすくなったりと身体に良くない影響がたくさんあります。
健康な身体で過ごすのに重要な発熱というエネルギー活動自体も低下するため、太りやすい体質になってしまいます。冷え性は美容と健康の大敵であり、体を老化させる大きな原因になるのです。
ある調査では女性の70%が冷え性だと自覚しているそうです。美容や健康に関心の高い方は、まずは冷え性を改善することが大切です。
今回はお風呂で簡単に出来る身体を温める効果のあるストレッチ方法を5つご紹介致します。
目次
忙しくても大丈夫!活用したいお風呂時間
ストレッチが身体に良いことは分かっていても、忙しくて時間をとることができないという方もいらっしゃるでしょう。
しかし湯船に浸かりながらできるストレッチなら、いつものお風呂時間を有効的に活用することができます。
お風呂でストレッチするメリット
お風呂でストレッチを行うことには、次のようなメリットがあります。
1.血行促進効果
お風呂でのストレッチは湯船に浸かりながら行うので激しい運動をしなくても血行が促進され、老廃物の排出がスムーズになります。
温水によって皮膚の表面が温められている状態なので、手足の末端まで血管が広がります。血流が良くなり酸素や栄養が末端まで運ばれるので代謝もアップします。
水圧が身体を程よく圧迫し、むくみの解消にもなります。
2.身体が硬い方も安心して行うことができる
湯船に浸かっている状態は、筋肉、じん帯、関節などにあるコラーゲン繊維を柔らかくし、筋肉や関節を伸ばしやすくなっています。
体の硬いのでストレッチを行うことが苦痛という方も、安心して行うことができますし、簡単に出来るのでストレッチが楽しく感じるかも知れません。
一人で入浴している場合には人目も気にならず、自分のペースでストレッチができますから、ストレスや緊張感も一切ありません。
3.高い疲労回復効果が期待できる
そもそもストレッチをすること自体に疲労回復効果があります。
1日中デスクワークの方や、営業などで歩き回った方は肩が凝りやすく下半身などが特にむくみやすくなります。
お風呂の水圧によって老廃物や疲労物質が流れやすくなりますので、上半身も下半身もストレッチをすることで疲労回復効果がさらに高くなります。
お風呂でストレッチをする際の注意点
- しっかりと水分を補給してから行うこと
- 湯船の温度は40度ほどに設定する
- 長風呂をしたり無理し過ぎないこと※のぼせないように注意
- 湯船から出た後は、水分補給をすること
お風呂から上がってからもしばらくは身体が芯から温まった状態になるので発汗作用が続きます。水分補給は必ず行うようにしてくださいね。
お風呂の中で出来るおすすめストレッチ5選
1.ふくらはぎストレッチ
第二の心臓とも呼ばれるほど重要なふくらはぎは、血液を流すポンプの役割を果たしています。しっかりとストレッチをすることで、全身の血行が促進され冷えやむくみを防止、改善します。
- 湯船の中で体育座りします。
- 息を吸いながっら背筋をしっかりと伸ばします。
- 右足を浮かせて膝を伸ばし、かかとを浴槽の淵に引っかけます。
- 息を吐きながら、ハムストリングス(太もも裏の縦の筋肉)をゆっくりと伸ばしてふくらはぎをストレッチしていきます。※初めから無理に伸ばすのではなく、息を吐くのと一緒に無理なくゆっくりとストレッチしましょう。息を吸う際には背筋をしっかりと伸ばし、吐くときはハムストリングス全体をストレッチします。
- ※息を吸ったり吐いたりを繰り返しながら30秒から1分程キープします。
- ゆっくりと右足を元に戻し、体育座りの状態に戻ります。左足も同様に行いましょう。
2.ウエストひねりストレッチ
美しいくびれを作ることができ、骨盤矯正効果も期待できるストレッチ方法です。
- 湯船に浸かり、背中は後ろにもたれます。
- 両足を前に伸ばし、右ひざを軽く立てます。
- 両手で立てた右ひざを胸元にしっかりと引き寄せ、かかとを左ひざに乗せます。
- 息を吸ってからしっかりと背筋を伸ばします。
- 息をゆっくりと吐きながら左手で右ひざを左側に倒してウエストをひねります。右手は浴槽のそこに付けて身体を支えます。
- 右側のお尻を持ち上げ、ウエストを更にひねります。
- ゆっくり5呼吸分キープし右足を下ろしてポーズを解きます。反対側も同様に行います。
3.足をグルグル回すストレッチ
足を回すだけで強張った足首の関節をほぐすことができる簡単ストレッチです。
- 湯船に座り、片足だけ伸ばします。もう片方は膝を曲げたままにします。
- 足首からつま先までを使い、グルグルと左右に10回ずつ回します。
- 反対の足も同様に行います。
4.腸に働きかけるストレッチ
お腹の周りを優しく刺激し、腸に働きかけます。
- 体育座りをし、両ひざをしっかりと胸元へ引き寄せます。
- お腹をしっかりと使い、深呼吸を5回程行います。この時お腹と太ももの間にタオルを挟むと更に効果的です。
- 右足を前に伸ばし、左足をもう一度胸元へ引き寄せます。
- 引き寄せた左足のかかとを右ひざに乗せ、左の太ももで更にお腹に圧を掛けます。ここでも深呼吸を5回行います。
- 反対も同様に行います。
5.二の腕ストレッチ
二の腕の筋肉をほぐすことによって、血行がよくなり手の先までポカポカと温まります。
- 両手のひらを左右のお風呂の側面に付けます。
- そのまま左右外側に向けて押し出すようにチカラを入れます。
- ゆっくり10秒数えながら5回行います。
- 最後に指先までさすって終了です。
お風呂でできるストレッチで身体の芯までポカポカ
今回はお風呂で簡単にできるストレッチ方法をご紹介致しました。
ストレッチを毎日続けるのは大変という方も中にはいらっしゃるかも知れません。
そんな方は血行を促進する効果のあるポリフェノールを含んだ魔法のダイエット®を食生活に取り入れましょう。