暑くなってきたこの頃、体調が崩れていると感じている人も多いのではないでしょうか。
夏には体がだるくなったり疲れが溜まりやすくなります。
さらに食欲不振や睡眠不足など、いわゆる「夏バテ」になってしまうこともあります。
本格的に暑くなる前の今の時期から夏バテ防止に効果的な食べ物を積極的にとることによって、夏も元気に過ごせるようになります。
では、夏バテ防止に効果的な食材と夏バテ防止ポイントをご紹介していきます。
目次
夏バテ防止の7つのポイント
①量より質の食事を心がける
暑さで食欲がなくなってしまいがちですが、1日3食バランスよく食べることは心がけるようにしましょう。
胃に負担のかからない消化のいい良質のタンパク質(たまご・肉・魚・牛乳など)の他、ビタミン(野菜や果物)、ミネラル(牛乳や海藻)などを少しずつでも良いので食べるようにしましょう。
②香辛料で食欲増進
香辛料は体温を上げてくれるだけでなく、食欲増進の効果もあります。
生姜やわさび、胡椒、しそ、みょうが、ねぎなどの香味野菜を積極的にとることをおすすめします。
③冷たいものは摂りすぎない
なんといっても外が暑すぎて、アイスクリームや冷たい飲み物などを食べたくなりますよね。
しかし冷たいものを摂りすぎてしまうと胃腸を壊したり、食欲がなくなるなどのデメリットもあります。
特に寝る前にとることは控えるようにしましょう。
④野菜&果物たっぷりで、水分・ミネラル補給
旬の食材を食べることはとても体に良いことです。
太陽の光をいっぱい浴びて育った夏の野菜はビタミンが豊富にあります。
夏は汗と一緒にビタミン類も流れでてしまうので、緑黄色野菜をたくさん食べてビタミンを補給することが大切です。
⑤ビタミンB1を忘れずに
夏場は特にビタミンB1の消耗が激しくなります。
このビタミンB1が不足すると体内に吸収された栄養がエネルギーに変換しにくくなってしまいます。
せっかく栄養の豊富な食材をたくさん食べても効果が得られにくくなってしまうのは意味がないですね。
ビタミンB1を豊富に含んでいる食品は豚肉、うなぎ、大豆、玄米、ほうれん草、ごまなどがあります。
これらの食品と一緒にアリシンが含まれているもの(ニンニク、にら、ねぎ、たまねぎなど)を食べるとビタミンB1の吸収が良くなります。
⑥クエン酸で疲労回復
クエン酸には疲労の原因となる乳酸を体の外に出すはたらきがあります。
豊富に含まれている食品としては、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、梅干しなどがあります。
⑦リズムある生活習慣を
これは夏に限ったことではありませんが、規則正しい生活と適度な運動を行うことはとても重要です。
また、睡眠を十分にとり疲れを溜め込まないようにすることも大切です。
夏バテ防止効果のある食品
ナイアシンを含む食べ物
ナイアシンはビタミンB1と同様に疲労回復の効果がある栄養素です。
その他にも、脳のホルモンであるセラトニンの原料になります。
セロトニンは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれていて、ストレスを和らげたり疲労回復効果も期待できます。
体内でナイアシが不足してしまうと、慢性的に疲労を感じたり精神的に不安定になることがあるので、積極的にとりたい栄養素です。
豊富に含まれる食材:豚レバー、たらこ、あじ、さば、マグロ、カツオなど
ビタミンCを含む食べ物
暑さや睡眠不足によってストレスを感じるとビタミンCが消費されます。
反対に、ビタミンCを補給するとストレスが軽くなり、自律神経が安定します。
また、ビタミンCは免疫力をあげて風邪などをひきにくくする効果もあります。
豊富に含まれる食材:赤ピーマン、黄色ピーマン、トマト、ゴーヤー、アスパラガス、かぼちゃなどの夏野菜、ゆず、キウイなど
ムチンを含む食べ物
ねばねば成分のムチンは、暑さなどのストレスで弱った胃腸の粘膜を保護してくれるはたらきがあります。
また、タンパク質の吸収をよくするはたらきもあるので、夏にぜひ摂ってほしい栄養素です。
豊富に含まれる食材:納豆、やまいも、オクラなどのねばねば食材
ビタミンB1を含む食べ物
ビタミンB1が不足すると、ブドウ糖をエネルギーに変えることができず、疲労物質である乳酸になって夏バテを引き起こしてしまいます。
エネルギー代謝を良くするためにもビタミンB1を積極的に摂るようにしましょう。
豊富に含まれる食材:うなぎ、豚肉、鯛、ぶり、大豆、玄米、ほうれん草、ひれ肉、もも肉など
アリシンを含む食べ物
アリシンはビタミンB1の吸収を良くするだけでなく、ビタミンB1の効果を持続させるはたらきもあります。
ぜひビタミンB1が豊富に含まれている食材と一緒に摂ってほしい栄養素です。
ただ、アリシンは熱に弱く、水に溶けてしまう性質があるため生で食べることがいいそうです。
しかし胃腸が弱っている時に生にんにくを食べると胃壁を刺激してしまうことになるので、注意して食べるようにしましょう。
豊富に含まれる食材:長ネギ、にんにく、ニラ、玉ねぎなど
クエン酸を含む食べ物
クエン酸は夏バテの原因物質である「乳酸」を分解してくれる効果があり、疲労物質を体の外に排出してくれます。
夏は疲れが溜まりやすい季節なので積極的に摂るようにしましょう。
豊富に含まれる食材:レモン、グレープフルーツ、オレンジ、梅干しなど
まとめ
いかがでしたか?
夏バテ防止の食材はたくさんあるので、本格的に暑くなる前から積極的に摂っていきたいですね。
体の調子を整えるためにビタミンやミネラルを豊富に含んだ食材を食べた方が良いですが、腸内環境が悪くてはせっかくの栄養素もきちんと吸収できなくなってしまいます。
そこで、胃腸の調子を整えておくことも大切になります。
最近では整腸作用のあるチョコレートもあります。
「魔法のダイエット®」はチョコ1袋の中にカップヨーグルト約52個分の乳酸菌を配合しています。
また、チョコレートに含まれているカカオポリフェノールは健康・美容に効果があるため、適度な量を摂取することをおすすめします。
ダイエットをサポートしてくれるチョコレートなので、夏に向けてダイエットを行っている人でも安心して甘いものを食べることができます。