30代以上の女性のうち、ほぼ100％の人に大きいもの・小さいもののいずれかのシミがあるとも言われています。
20代から美白に気を遣い、紫外線を避けて生きてきたのにどうしてシミが私に・・・そう思っている方もいらっしゃるのでないでしょうか。
私たちが悩む肌老化の根本原因は、紫外線を浴びることによって発生する活性酸素が原因です。
日焼けするとシミができてしまうのも、寝不足が続くと肌がくすんでしまうのも、ストレスで吹き出物が出るのも、活性酸素のせいなのです。
シミにはビタミンが有効なことをご存知の方は多いかと思いますがどのように取り入れるのがベストなのでしょうか。
シミに悩む方もシミ対策をお考えの方もビタミンを手軽に摂取できる健康食品について見てみましょう。
シミについて
ある日突然シミが気になり始めることってありますよね。
昨日まではなかったのになぜ・・・シミが出来てしまうと鏡を見るのも嫌になりますし、初対面の人に会う時も自信が持てなかったり何かと憂鬱になりますよね。
実はシミがあるだけで実年齢よりもかなり老けて見られてしまうのです。
最近では顔のシミを気にする男性も増えています。男性化粧品にもシミ対策のものが多く販売されています。そもそもシミはなぜできてしまうのでしょうか。
シミの原因
シミの1番の原因は紫外線であることがほとんどです。
意外と知られていないのがストレス、睡眠不足、女性ホルモンの崩れなどが挙げられます。
他にはニキビなどによる炎症の跡もシミになってしまうと言われています。
紫外線によるシミは太陽などから紫外線を浴びるとメラノサイト（色素形成細胞）という細胞が刺激されル事によりメラニンが生成されます。
これは肌を黒くすることで紫外線から肌を守ろうとする働きによるものです。
皮膚の細胞の中にある核が紫外線にあたることで、核の中にあるDNAが破壊されたり、変異して、細胞が死んだり皮膚癌を引き起こしてしまいます。
それを防ぐために、表皮の一番下にある基底層のメラノサイトは、メラニン色素を産生し、周囲の表皮角化細胞に供給することで、日傘のような役割を果たし真皮に紫外線が届かないようにブロックしています。
寝不足やストレスなどで肌が老化しているとシミができやすい肌環境になります。
肌が正常な状態でない場合にシミとなって現れてしまうということです。
ニキビなどによる炎症のあとがシミになってしまうのは色素細胞が刺激を受けたことにより大量のメラニンが生成され、全てを排出しきれずに色素沈着し肌に残るためです。
シミの種類
一言でシミと言っても種類があります。
【老人性色素斑】
シミの中で最も多く一般的なのは、紫外線が原因の老人性色素斑です。
紫外線に当たりやすいほお骨の高いところや、こめかみにできやすく、数㎜～数10㎜ほどの大きさの凹凸のない平坦で丸い形をしていることがほとんどです。
【肝斑】
肝斑の大きな特徴は、左右対称にほぼ同じ形と大きさで現れることです。
特にほほ骨のあたりの比較的広い範囲に、輪郭がはっきりしない形のモヤッとした状態で広がります。
頬骨周り以外では額や口の周辺にもできることがあります。
目の周囲にはできないことも特徴で、色が抜けたように見えることもあります。
【そばかす】
そばかすはシミや肝斑の後天的なものが原因ではなく、多くは遺伝によるものとされています。
そばかすは通称で、正式名称は雀卵斑（じゃくらんはん）と言います。
斑点の大きさは通常のシミより小さいもので、鼻の周りや頬に出やすいのが特徴です。
顔以外の部位にも出現しますし、紫外線を浴びることで濃くなる性質があり、シミとは反対に加齢とともに薄くなることもあるのです。
後天性や遺伝性など、シミとそばかすには大きな違いがありますが、その引き金となるのはどちらもメラニンであることに変わりはありません。
シミとビタミンの関係
「シミにはビタミンが良い」と聞いたことはありませんか？ビタミンと一言で言ってもビタミンA・B・C・D・Eなどさまざまな種類がありますがどれもお肌にとって良い成分なのです。
◇ビタミンA◇
ビタミンAはお肌の新陳代謝を促進する効果があるためシミや色素沈着予防に優れた栄養素と言えます。お肌はいくつかの層が重なって出来ています。
代謝が良好であると、皮膚に出来たメラニン色素はこの層と一緒になって剥がれ落ちていきます。
ビタミンＡは人参やかぼちゃなど色の濃い野菜に多く含まれていますが、牛乳や卵などにも含まれているので、積極的に取り入れましょう。ビタミンＡはシミを予防する効果があります。
◇ビタミンB群◇
その他にビタミンＢ群がありますが、ビタミンＢ群はそれぞれ異なった効果を持っていますが、健康なお肌の生成には欠かせない成分です。
よく乾燥肌やアトピー肌の人がビタミンＢをとるよう指示されますが、ビタミンＢ群は皮膚の水分量を保持し、潤いのあるみずみずしいお肌の生成を促進してくれます。
乾燥したお肌は外部の刺激に弱く、細菌やウィルスにも抵抗しにくくなるため、お肌の炎症や乾燥、かさつきを引き起こすこともあります。
ビタミンＢ群はレバーやうなぎ、大豆製品、色の濃い野菜類、ナッツ類などに含まれます。
◇ビタミンＣ◇
ビタミンCは既に出来てしまったシミや色素沈着を薄くするのに役立ちます。
ビタミンＣは果物や野菜に多く含まれているので、朝食などに果物や野菜をトッピングしてみるのが手軽で良いですね。
ビタミンＣは一日2000mgが摂取上限とされていますので、それ以上摂取しても排泄されますので、摂り溜めするのではなく毎日食品から摂取しましょう。
野菜は取れない場合はレモンなどで栄養補給しても良いでしょう。
またビタミンＣは風邪予防や風邪の早期回復にも有効です。
毎日摂取することで身体は健康で病気知らず、お肌はぴちぴちになるので、一石二鳥です。
シミに有効な健康食品選び
- ビタミン配合のもの
- 使い続けられる無理のない価格のもの
- 美白に有効な成分が入っているもの
- 天然成分のもの
- 飲みやすいもの
シミ対策として、スキンケアなどをするのももちろん一つの手ですが、ビタミン不足にならないようにまずは食事から見直してみましょう。
健康食品もスキンケアも自分に合ったものを選ぶことが重要です！
終わりに
シミは何もしなければ増え続けます。
シミに有効な成分の入った健康食品を取り入れ、スキンケアでは不可能な内側からのケアをしっかりと行いましょう。
まずは自分自身の食生活にビタミンが不足していないか見直す事から始めましょう。
