年齢を聞かれ答えたくないなと思い始めるとき、ありますよね。
実年齢より若く見えますね!なんて言われると1日中気持ちよく過ごせます。
美容に気を遣い、“見た目年齢”をなるべく下げるように、お肌のくすみやシミ、毛穴の開きなどのケアに日々時間とお金を費やしているという方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、くすみやシミよりも顔を老けて見せてしまうものがあるのです。
それが”シワ”です。 例えばマンガでも、シワが何本か描かれているだけでもおばさんに見えたりしますよね。
そんな顔を老けて見せてしまうシワが自分の顔に出来た日にはショックで鏡を見ることも出来ません。
屋外などの明るい所でガラスや鏡に自分の顔が映ったときや、同じ年齢のシワ一つないハリのある美しい友人に会った時など自信がなくなってしまうこともありますよね。
そんな女性を悩ませるシワはマッサージで撃退しましょう。
シワについて
シワとは、皮膚の表面にできる細い筋目のことを言います。
年齢を重ねるのと共にお肌も老化し、徐々に深くなり目立つようになっていきます。
角質層の水分不足や、弾力不足により、皮膚が元に戻らなくなることで起こります。
表情ジワ
表情ジワとは、目尻や眉間、額やほうれい線など表情筋が動きやすいところにできるシワのことを言います。
若い頃には表情を作った時にだけシワができますが、年を重ねるにつれて表情を作った時だけではなく無表情の時にもシワが残ってしまうようになります。
これが表情ジワというものです。
乾燥ジワ
乾燥ジワには表皮性と真皮性の2種類があります。
表皮性のシワは新陳代謝が低下することと、角質層の水分量が減少することによってできるシワです。
浅くて細かいシワであることから、”ちりめんジワ”とも呼ばれています。
年齢を重ねるごとに、目の下や目尻などにできてくるのが特徴です。
一つ一つは細かくて小さいシワなのですが、数が増えてシワとシワが重なってしまうことで、太く・大きくなり目立ってしまいます。
真皮性のシワは、真皮の中でハリを保つ働きをするコラーゲンや、酸性ムコ多糖類、うるおいを保つ保水成分が減少してしまい、弾力が失われることでできる深いシワのことです。
主に紫外線が原因だと言われています。シワの深さが表皮よりも深い真皮に到達することから真皮性と言われています。年齢を重ねるにつれて、目尻や額などにできるのが特徴です。
冬季はさらに注意
冬季では湿度が低く空気が乾燥していることやエアコンなどにより更に湿度が低下すると、皮膚の表面から水分が奪われて乾燥しさらには気温が低い影響で皮脂分泌量が減少します。
そうすると皮脂膜ができないために潤いを保つことが難しくなります。
このため角層は潤い不足となり、しなやかさが損なわれてしわが出来てしまいます。
また、紫外線でも皮膚はダメージを受けるので冬で寒いからと言って長時間浴び続けることで、徐々に真皮の線維成分変成してしまい、シワとなって現れやすくなります。
保湿を徹底し紫外線には十分注意しましょう。
しわ撃退マッサージ方法
1:まずは血行促進ツボ押しから
目の下にできるしわに有効なツボは球後(きゅうご)と呼ばれる部位です。
目の真ん中の部分から下にある骨に沿って目尻に向かって優しくスライドすると、骨のくぼみがあると思います。このくぼみの一番深いところが球後と呼ばれるツボです。
- 人差し指の側面を球後に優しく添える
- 優しくなでるような強さで15回ほど左右に少し振動させる
球後のマッサージはしわだけでなく目の下のたるみやくすみにも効果的と言われています。ツボの位置さえわかればとっても簡単で短時間のマッサージなので、スキンケアついでにできますね。
2:頭皮は顔と繋がっています
自分の頭をスイカだと思うようにしましょう。
スイカの皮の黒い筋の部分をイメージし、指の腹で上下にマッサージしていくような気持で行いましょう。
アルガンオイルやココナッツオイルを付けてシャンプー前に行うのも良いでしょう。
マッサージの際には頭皮を指の腹でゴシゴシ強くこすらないように注意しましょう。
ゴシゴシ強くこする刺激は、頭皮と毛根を傷めてしまい髪の毛のダメージを引き起こす原因にもなってしまいます。
指の腹で優しく押して、ゆっくり離すという動作をしながら指を上下に動かすのが効果的です。
3:気になる額に
目元のシワ同様におでこにシワがある方とない方では全然印象が違って見えるものです。
おでこのしわが気になる方は、前髪で隠すようにしたり、目を大きく開けるのをためらったりして気にしている方も多くいらっしゃると思います。
おでこのシワの原因には加齢、長年浴びた紫外線や乾燥、生活習慣などが挙げられます。お肌の表情の癖でできたシワが戻らなくなりシワになってしまうのです。
また、おでこの場合は側頭筋や前頭筋という筋肉が使われずに弱まってしまうことで、皮膚がたるんでしまうことでもシワになります。
つまり、自分のお肌の形状記憶力が弱まっている状態を正常に戻し、たるんでいる筋肉を鍛えればシワが解消されるということになります。
- 4本の指を眉の上に当てる
- シワを伸ばすイメージで髪の生え際まで、5秒かけてクッーっと引き上げる
- これを3セット繰り返す
普段使っていない部分を動かすような気持で行いましょう。
4:お顔全体は保湿力の高いもので
お顔全体のマッサージは必ず伸びが良く保湿力の高いマッサージクリームやマッサージゲルをたっぷり手に取ります。
この時量が少ないと力を弱めても摩擦が起こってしまいお肌の負担になりかえってシワを増やしてしまい逆効果になりますので注意しましょう。
必ずクレンジングや洗顔をした後の清潔な状態でクリームやゲルを手に取り、顔全体にまんべんなく伸ばしましょう。
- 親指をあご先にあて、耳に向かってフェイスラインに沿って優しく滑らせるようにスライドさせます。
- 次に口角から耳に、頬骨の下から耳に、小鼻横から耳へと親指の腹を使って同様に行っていきます。
- 指先は立てずに中指の腹で目の下を等間隔に3か所、眉の上を3か所、こめかみ、親指で眉の下の3か所を軽く押します。
力加減はあくまでも優しく心地のいい程度に行います。
5:顔と首はセット
首のリンパが滞っていると首のシワが出来るだけでなくほうれい線など顔にも影響します。
両手を胸元でクロスさせ、鎖骨のくぼみを人差し指と中指で円を描くように軽く押します。
こうしてほぐすことでリンパが鎖骨の下に流れこむ手助けをします。
終わりに
シワ撃退マッサージ方法はどれも簡単なものばかりです。日頃のスキンケアと紫外線に気を付けるだけではなく洗顔後や歯磨きをする流れでマッサージを取り入れてみてはいかがでしょうか。