家族がリラックスできるような空間づくりをすることで、安らげる家となり、家族の絆が固いものになっていきます。
過ごしやすい空間づくりの方法がわかれば、なんとなくバラバラになっていた家族が少しずつ寄り添っていける家になります。
帰宅するとそれぞれの部屋にこもってしまうような家族になっていませんか?
そんな家族こそ、接し方や空間づくりのコツをつかんで、安らげる家にできるように実践していくべきです。
ここでは、家族がリラックスできる安らげる家づくりの方法をご紹介します。
目次
安らげる家にするための家族への接し方
安らげる家にするためには、リビングルームにこだわりを持ったり、各部屋の照明を考える他に、家族への接し方を意識することも大事です。
家族への接し方で重要なポイントは、笑顔と挨拶です。
この2つは、当たり前のことのように思えますが、当たり前だからこそ忘れがちな接し方です。
家族みんながホッとできる家を作るために、忘れがちな日々の接し方をここで確認しましょう。
笑顔で接する
外では無理して笑顔を作っている分、家に帰ると無表情になっていませんか?
それは、家族だからこそホッとしている証拠なのですが、無表情が当たり前になると暗い家になってしまいます。
いつも笑っていなければいけないのではありません。
せめて、家族がリビングルームに集まった時くらいは、笑顔で接するように心がけてみましょう。
ご飯を食べる時やみんなでテレビを見る時など、笑顔や明るい表情を作ることで家族も自然と安らげるようになります。
挨拶を忘れない
「おかえりなさい」や「ただいま」「おはよう」「おやすみなさい」「ありがとう」などの挨拶はちゃんとできていますか?
これも、家族だからこそ忘れてしまっていたり、照れ臭くて言えなかったりしますね。
しかし、当たり前の挨拶をちゃんとしていくことで、家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。
帰宅して、すぐに部屋にこもってしまう子供が多いですね。
挨拶がない家になっていたから、そんな習慣がついてしまったのではないでしょうか?
「ただいま」「おかえり」が習慣化されていると、それだけでホッとできる家になります。
「ただいま」「おかえり」の挨拶から「今日はどうだった?」と学校や会社の話も聞きやすくなり、家族のコミュニケーションが密になっていくのです。
食事の機会を増やす
子供が大きくなってきたり夫の仕事が忙しくなると、家族で食事をする機会がかなり減ってしまいますね。
それぞれの帰宅時間が違ったり、外での付き合いがあったりなどで、せっかく作った料理も食べてもらえてなかったりと、がっかりする日が増えるかもしれません。
それでも、週に一回は家族で食事できるように予定を合わすなどの努力をすると、定期的に家族でご飯を食べる習慣ができてコミュニケーションが取りやすくなります。
空間づくりとしてこだわりたいリビングルーム
家の中で家族が落ち着いて過ごせる場所をリビングルームに設定すると、家族団欒で安らげる家になります。
リラックスして過ごせるプライベート空間はもちろん必要ですが、家族で過ごせるリラックス空間のリビングルームにこだわることを優先にすることで、何もしなくても自然に家族が寄り添える家になるのです。
リビングルームを一番の安らぎルームにするためには、いくつかの条件があります。
リビングの物は少なくする
リビングに、インテリア雑貨などをたくさん飾ったり、棚などをたくさん設置したくなるかもしれませんが、できるだけ置くものを少なくして、視界をスッキリさせましょう。
視界にごちゃごちゃと物が入りすぎると、それがストレスになり、結局自分の部屋に戻ってしまうというケースが発生します。
私物を持ち込んでも、まだ空きがあるくらいの余裕を考えたインテリアを考えて、のびのびできる空間づくりを目指しましょう。
置くものが少ないと、掃除もしやすいのでリビングルームを清潔に保てて、さらにリラックスできる空間にできます。
照明は暖色系を選ぶ
リビングルームの照明は白系ではなく暖色系の照明を選びましょう。
暖色系の照明は白系よりも照度が低いため覚醒度も低く、自律神経がリラックスモードになってくれます。
リラックスモードになると血流が促進されるので、さらにリラックスできるようになります。
神経がリラックスモードに傾くと、家族に対しても本音を言いやすくなり、リビングルームが絆深まるスペースになります。
木材や観葉植物を置く
リビングルームには、できるだけ木材のインテリア雑貨や家具を置きましょう。
木材にもいろんな種類がありますが、パイン、オーク、サクラ、メープルなどの木材は香りが柔らかで臭覚的にもリラックスできます。
アロマオイルにもリラックス効果はありますが、香りの感じ方には大人と子供で少し違いがあります。
ラベンダーやネロリ、ローズなどの大人にとって心地よいアロマの香りは、子供にとっては香水のようにきつい香りに感じることもあり、それがストレスになります。
また、緑のものを見るだけでかなりのストレスが軽減されますから、観葉植物がかなりオススメです。
パソコンやスマートフォンで疲れた目も脳も、緑のものを見るだけで疲労が軽くなるので、それによってリラックス効果が得られます。
光を反射するメタル系の雑貨や鏡などは、リビングルームにはあまりおすすめできません。
見ているだけで覚醒度が上がり、疲れが増してしまいます。
リビングルームにいるとなんとなく居心地が良くて長居してしまう空間にするためには、この3つの条件が必須です。
様々な方向からリラックスできるように工夫して、家族みんなが心から安らげるリビングルームを作ることが、安らげる家づくりにつながります。
少し暗い空間を作ってバランスをとる
リビングルームは基本的に自然光が入りやすい空間にするべきですが、その他も全てを明るい空間にせずに、1部屋だけ少し暗めの空間を作る工夫も必要です。
どこもかも明るすぎると、光に刺激されすぎて人間は疲れてしまうものです。
また、空間によって照明の明るさを調整するのも大事です。
基本的に、長い時間利用する空間は少し暗めの照明か、自然光を遮る工夫をすることです。
それぞれのプライベート空間の窓には必ずカーテンをつけて、照明の明るさは何段階かで調整できるものが好ましいです。
まとめ
安らげる家を作る方法は、リビングルームにこだわった空間づくりだけではなく、接し方による努力も必要です。
リビングルームは家族が集まる場所でもありますから、安らげる家を作るために一番こだわりたい場所です。
そして、家族への接し方は当たり前のことですが、意外に忘れてしまっていることもあると思いますので、一度見直してみましょう。
ちょっとした改善と努力で、少しずつ家族が向き合えるようになりますので、是非、実践してみてくださいね。