小さなお子さんは、まだ成長段階でもありますから、子育ての中でいろんな困難に出会うことでしょう。
お子さんには、一人一人に個性もありますので、子育て方法は統一できません。
要は、その子とちゃんと向き合えているか?が子育てのポイントとなり、成長段階の育て方により、そのお子さんの将来が大きく変わることもあります。
ここでは、子育てにつまづいた時の対処法や小さなお子さんとの向き合い方についてお話しします。
目次
お子さんがわがままを言った時の向き合い方
幼い時は、まだ社会のルールもわからず、協調性も不完全なので、わがままを通そうとすることもありますよね。
中には、泣き喚いてわがままを言うお子さんもいることでしょう。
そんな時に、どこまで許してあげて、どこから叱るべきか?
お母さんとしても非常に悩むところだと思います。
ここで、わがままを言ってしまった時の向き合い方や対処法を3つご紹介します。
まずは、抱きしめてあげる
お子さんがわがままを言うときは、かなり興奮している状態です。
自己主張するときは、誰でも感情が高ぶりますね。
特に、泣き喚いてまでわがままを言っているお子さんは、かなり興奮して「理解して欲しい」と言う気持ちでいっぱいなはずです。
だからこそ、まずは、その欲求を受け止めてあげるつもりで、抱きしめてあげましょう。
欲求に従う従わないの前に、抱きしめて気持ちを受け止めるのが大事です。
話をちゃんと聞いてあげる
お子さんがわがままを言っているからといって、頭ごなしに怒鳴ったり、話を聞かないのはNGです。
むしろ、ちゃんと顔を見て、目を見て、話を最後まで聞いてあげましょう。
大人には大人の言い分、子供には子供の言い分があります。
お子さんの目線に立って、単なるわがままだとは思わずに、自己主張として受け止めてあげることが大事です。
その上で、叱る叱らないを決めましょう。
約束することも大事
お子さんがわがままを言うのは、「何かが欲しい」「どこかに行きたい」「もう帰りたい」などの欲求がほとんどですね。
その欲求を先に予測して、前もって約束をしておくことも大事です。
例えば、一緒にお買い物に行くのであれば、出かける前に「今日は何が欲しい?」とお母さんの方から尋ねます。
お子さんが欲しいものを答えたら、買える範囲で「今日は○○を買おうね。」と約束しておき、約束通りに買ってあげましょう。
そうすることで、未然にわがままを防げて、「約束をする」と言う行為を学習することもできます。
叱り方で注意したいこと
わがままと言ったり、悪いことをしたとき、どのように叱っていますか?
叱り方を間違えると、お子さんの素直なはずの心がひねくれてしまう可能性もあります。
ここで、お子さんを叱る時のポイントをご紹介します。
お互いの言い分をしっかり言い切ること
お子さんがわがままを言ったり、悪いことをしてしまったときは、頭ごなしに叱って、親の主張だけを通してはいけません。
まずは、お子さんの言い分を聞き切ってから、それに対してのお母さん、お父さんの意見や言い分を伝えることです。
お子さんの言い分を大人の目線で決め込んでしまっていませんか?
ちゃんと耳を傾けてみると、もっと奥の気持ちが見えてくるかもしれません。
それを受け止めた上で、大人からの意見を言いながら、叱ってあげることです。
誰かと比較しないこと
叱るときに、兄弟やお友達などと比較してはいけません。
「○○くんはお利口なのに。」のような一言は、お母さんにとってはなんでもない一言であっても、お子さんにすれば、一生残ってしまうほど傷つく一言かもしれません。
また、比較することで、劣等感を抱いてしまうようになる恐れがあるので要注意です。
「自分はダメだ。」と思わせてしまう叱り方はNGです。
感情的にならないこと
叱ると怒るは違います。
単純に感情的に怒鳴るような叱り方では「怖い!」と恐怖心を抱くだけで、何を叱られているのかがわかりません。
それでは、全然意味がありませんね。
お子さんが言うことを聞かなくても、お母さんは大人になって冷静な姿勢で向き合いましょう。
このように、叱り方にはいくつかのポイントがあります。
ポイントを押さえて、間違った叱り方で素直なお子さんの心を曲げてしまわないように気をつけましょう。
お子さんの自尊心を大切にする向き合い方とは?
自尊心を持つことは、お子さんがこれから生きて行く上でとても大切です。
「自分に自信を持つ」「自分を愛する」ことで、人間はいろんな人と関わり合いながら、豊かな人生を築いていけます。
自尊心を持てる持てないは、幼い頃の両親の向き合い方でほぼ決まります。
ここで、お子さんの自尊心を大切にする向き合い方をご紹介します。
小さなことでもちゃんと褒めてあげる
初めて自分の足で歩けたり、トイレができたりなど、何かに成功するたびに、しっかりと褒めてあげることです。
大人からすれば、当たり前にできるようなことでも、小さなお子さんにとっては大仕事です。
一つ一つの成長を自分ごとのように喜び、褒めてあげることで、お子さんの自尊心を育てて強くしていけます。
「ありがとう」と認めて行く
お子さんが何かしてくれたとき、当たり前だと思わずに、「ありがとう」と言うお礼の言葉とともに、認めてあげましょう。
好意でしてあげたことに対して「ありがとう」と喜んでもらえることで、お子さんは自分の行動に自信を持てるようになります。
「ありがとう」は、言うだけでお互いに心が温かくなる言葉ですね。
些細な話もちゃんと聞いてあげる
家事で忙しい時でも、お子さんが何か話してきたときは、できるだけ最後まで話を聞いてあげましょう。
大人の都合で、途中で口を挟んで強制的に話を終わらせたり、忙しいからと言って、全く聞かずにいると、自尊心が壊れてしまいます。
自分は親に尊重されていないと思ってしまうのですね。
できる限り、お子さんの話は最後まで聞いてあげましょう。
まとめ
子育てが初めてのお母さんは、特にお子さんとの向き合い方がわからなくて、悩むことも多いと思います。
小さなお子さんは、わがままも言えば、知らず知らずに悪いことをしてしまうことも多いです。
しかし、そんな時こそ、親子がしっかりと向き合えるチャンスなのです。
一つ一つのステップを大切に、固い親子関係を築きながら、お子さんの成長を見守れるといいですね。