1日中仕事をしていると、どうしても同じペース・同じ集中力をキープしていくことは難しくなっていきますよね。
これは、脳に同じ刺激を入れ続けるとその刺激に慣れてしまい、注意がそれてしまうなど仕事の効率が落ちてしまうことが原因だと言えます。
脳には同じことを繰り返したいという機能と、常に新しいことに興味を持つ機能があり、両方を上手く使っていかないと効率が落ちてしまいます。
この脳の仕組みを利用すると、脳を休ませリセットすることで、再度作業を行った時に新しい情報だと思わせることができます。
そのために、脳の別の場所を使ったりエネルギー源であるブドウ糖を補給しなくてはなりません。
この脳を休ませることとブドウ糖の補給を同時にできるものが「おやつの時間」であり、休憩中に食べるチョコレートなどのお菓子です。
そこで今回は休憩中に食べたくなるチョコレートの効果について解説していきます。
目次
チョコレートは副交感神経を活性化し、リラックスさせる効果あり
実際におやつの時間にチョコレートを食べることで、自律神経にどのような影響が起こるのかという実験データがあります。
まず働いている30代から40代の男女9名を3つのグループに分け作業を行ってもらい、その後お菓子を食べてもらい自律神経の変化について計測しました。
食べるお菓子はグループごとにそれぞれ、チョコレート・キャンディー・ビスケットと分けています。
結果は、作業を行った段階では交感神経の働きが活発になり、緊張状態下でストレスがかかっていることを表すグラフとなっている人も、チョコレートを食べることにより副交感神経が活発化し緊張状態がほぐれた数値となりました。
他のお菓子と比較しても、副交感神経の働きを最も活発にさせる効果があったのはチョコレートでした。
この実験により、交感神経の働きが抑えられ、逆に副交感神経の働きがアップしたためリラックスできたことが分かりました。
このリラックス状態により、脳にリセットがかけられ仕事への集中力が持続できるでしょう。
自律神経の働きについて
先述したような自律神経の変化にはとても大きな意味があります。
交感神経の働きが活発になると、緊張状態が高まりストレスがかかってきます。
さらにストレスがかかった状態が長く続くと、ストレスホルモンとも言える「副腎皮質ホルモン」が分泌され、気沖に関係する海馬の神経細胞を壊したり免疫力を低下させるといった影響が出てきます。
なので、交感神経の緊張を早く下げることで、仕事をしていても脳がリラックスした状態にすることが出来ます。
反対に副交感神経の働きを活発にすることでリラックス状態にさせるといったことも可能です。
気分転換に有効なチョコレートの成分
チョコレートが仕事の効率アップに有効であることは分かりましたね。
では、キャンディーやビスケットより、なぜチョコレートが気分転換や仕事の効率アップに有効なのでしょうか。
チョコレートはみなさんが知っている通り「カカオ」が原料となっています。
このカカオは”神の食べ物”と言われるほど様々な成分が含まれています。
①テオブロミン
まず1つめの成分として「テオブロミン」があげられます。
砂糖の入っていないココアを食べた時に感じる苦みがテオブロミンとなります。
この成分は血管を拡張させる作用があるため医療目的としても使用されています。
そんなテオブロミンは自律神経の調整作用や脳を活性化させる働きもあると言われていて、リフレッシュ効果や集中力アップの効果も期待できます。
②カカオポリフェノール
次に「カカオポリフェノール」です。
カカオポリフェノールは植物の色素や苦み、渋みに含まれている物質です。
表皮の部分に多く含まれていて、活性酸素から細胞を守ってくれる強い抗酸化作用を持っています。
この抗酸化作用による健康効果が注目されているため、カカオポリフェノールについて知っている方も多いかと思います。
カカオポリフェノールには抗ストレス効果もあり、ストレスを感じている状況で摂取するとストレス反応が緩和され、ストレスによるホルモン増加も抑制されることが分かっています。
また、ストレス緩和だけでなく脳の活性化についても効果があると知られています。
脳の代表的な栄養分であるタンパク質の一種に働きかけてくれるので、認知症の予防にも用いられています。
上手なチョコレートの食べ方
では次に、脳の活性化により効果的なチョコレートの食べ方をご紹介します。
それは、チョコレートを冷蔵庫で冷やしておくことです。
チョコレートの甘さだけでなく、冷たいという刺激も得られるため脳が活性化します。
チョコレートを冷やしておくことで、口の中に含んだ時に冷たさが三叉神経(さんさしんけい)を刺激し、脳の血管が広がり血流が良くなります。
血流が良くなることでブドウ糖がスムーズに脳に送られるようになり、代謝が良くなります。
代謝が良くなることで、おいしいと感じる快楽ホルモン(ドーパミン)が追う分泌されるので、さらに脳の働きが良くなっていきます。
眠気のピークに食べて眠さを吹き飛ばす
睡眠の研究から、午後2時頃になると人間は特に眠気を感じやすいことが分かっています。
これは子供や成人~高齢者に関係なく認められる現象です。
この眠気に対して、日本では昔から「おやつ(御八つ)」という考えを持っています。
午後2時(未の刻:八ツ時)に眠気がくることを経験的に知っていたため、その時間はおやつを食べることにして乗り越えていたのでしょう。
おやつの時間を上手に使って眠気を飛ばし、ブドウ糖の補給も行えるチョコレートを食べるという行為は、仕事の効率アップには必要なことなんですね。
仕事中におすすめのチョコレートはこれ
仕事中におすすめのチョコレートは「魔法のダイエット®」です。
「魔法のダイエット®」はカカオポリフェノールなどの成分はもちろんのこと、乳酸菌まで豊富に含まれているため、整腸作用も期待できます。
さらに、デスクワークのでチョコレートを食べ続けていると太るのではないかと心配している人もご安心。
ダイエットをサポートしてくれる効果が期待できるチョコレートなんです!
チョコレートでありながら、低GI食品に分類されるため、食事の際の血糖値の上がり方を緩やかにしてくれるので、ダイエットをしたいという方にこそおすすめのチョコレートです。
甘いもので脳をリラックスさせるだけでなく、ダイエット効果もあることはとても嬉しいですね。
1回でも食べきれるお手軽サイズになっているので、おやつの時間にも持ってこいです。
チョコレートを賢く食べて仕事の効率をアップさせちゃいましょう!