肌トラブルもなくメイクもばっちりでも、目の下にクマがあるだけで不健康で老けた印象になりますね。
特に、年齢を重ねると目の下にクマができやすくなるので今すぐにでも対策を始めなければいけません。
でも、目の下のクマにはいくつかの原因と種類があるので、それぞれに対策法が違うのです。
今回は、目の下のクマの種類と原因、原因別の対策法についてお話しします。
目次
クマの原因は1つじゃないの?
30代、40代になると、目の下のクマの原因は「血行不良」だと思いがちです。
しかし、目の下のクマの原因は1つではありませんから「血行不良」の他にも原因があるのです。
確かに、目の下のクマでよくある原因は「血行不良」です。
だから、目を温めれば治ると思う人が多いのですが、残念ながらそれだけでは改善されない目の下のクマもあります。
目の下のクマを解消するためには、まずクマの種類や原因を知ることです。
クマの原因に合う対目の下のクマの解消法を見つけて確実なケアをしていきましょう。
知っておこう!目の下のクマの3種類
目の下のクマには、青いクマ、茶色いクマ、黒いクマの3種類があります。
それぞれ原因が違いますので、まずは3種類のクマの特徴から知っていきましょう。
青いクマ
目の下のクマで一番多いのが、血行不良が主な原因の青いクマです。
寝不足の朝に鏡を見ると、すごく不健康な自分の顔に驚くことがありますよね?
それは、血行不良により青いクマができているからです。
実際に触ってみるとよくわかりますが、目の周りの皮膚は、他の部位と比べるとすごく薄いです。
だからこそ、乾燥しやすくシワもできやすいのですよね。
そして、たくさんの毛細血管が通っている場所でもあります。
目の周りの毛細血管の血流が悪くなると、酸素不足の血液になるので青く変色します。
厳密に言うと、酸素不足で血液が黒みがかった色になり、それが皮膚を通して見たときに青黒く見えてしまうのです。
このようなメカニズムで青いクマができてしまうのですが、血行不良の原因は次の通りです。
- 疲労
- 睡眠不足
- ストレス
- 目の疲れ
- ホルモンバランスの乱れ
- 目の周りの皮膚がもともと薄い
茶色いクマ
茶色いクマは、色素沈着によって目の下が茶色くなってできるクマです。
色素沈着は、何らかの刺激を受けることで炎症を防ごうとしてメラニン色素がたくさん放出されて、それが皮膚に残って起こる現象です。
目の下を色素沈着させて茶色いクマを作る原因は、次の通りです。
- 紫外線
- 摩擦
- 乾燥
- アトピー性皮膚炎
- メイクの落とし残し
目の周りは皮膚が薄いので刺激もダイレクトに受けやすいです。
だからこそ、刺激から保護しようとしてメラニン色素が集中して放出されるのです。
黒いクマ
黒いクマは、実際に皮膚が変色してできるクマではなく、影ができることで黒くなって目立つクマです。
年齢を重ねるごとに、目の下のたるみが気になってきませんか?
目の下のたるみのせいで膨らみや凹みができると、そこに影ができて黒いクマとして目立ってしまうのです。
目の下のクマが黒いと感じたら、試しに一度、上を向いてみてください。
上を向いた時は目の下のクマがなくなり、正面を向いた時に目の下のクマが目立つのなら、それは間違いなく黒いクマです。
目の下にたるみができる原因は2つあります。
- もともと目の下の脂肪が少ないか、加齢によるたるみで凹みができている
- 加齢によって眼球を覆うように存在する眼窩脂肪(がんかしぼう)の目の下にある部分がたるんで、目袋が出っ張った状態になることで凹みが生じて影ができる
このように黒いクマの場合は、加齢でできてしまう確率が高いので、40代くらいからは特に気をつけなければいけません。
原因別!目の下のクマの対処法
自分のクマはどのタイプかわかりましたか?
自分のクマに当てはまる種類や原因がわかったら、すぐにでも対策を始めましょう。
ここで、原因別のクマの対処法をご紹介します。
青いクマ
青いクマは血行を促進する対処法がおすすめです。
目の周りのマッサージ
マッサージクリームなどを両薬指にたくさん乗せてから目の周りにそっと伸ばします。
①目頭→②瞼→③こめかみ→④瞼→⑤こめかみ
この順番でゆっくりと指圧して、目の周りの血流を促進させてあげましょう。
1日3セットが目安です。
ホットタオルなどで目を温める
電子レンジで温めたホットタオルなどを目の上に乗せて温める習慣をつけましょう。
1日1回行なうだけでもかなり血流が促進されます。
半身浴や有酸素運動
目の周りの血流が悪いということは、体の血流も悪い傾向にあります。
目の周りの血流だけ促進するのではなく、身体全体の血流を促進するために、半身浴や有酸素運動を行ないましょう。
ビタミンK配合のアイクリームを使う
ビタミンKには血行を促進する効果があり、アイクリームにもよく配合されています。
アイクリームには、美白成分がメインのものもありますが、青いクマができやすい人は血行促進効果があるビタミンの配合のアイクリームを使いましょう。
血行を促進する食材を食べる
血液をサラサラにしたり、ヘモグロビンを増やす食材を食べる習慣をつければ、血行を促進できます。
血液をサラサラにする効果を持つ食材は、レバーや枝豆、キャベツ、モロヘイヤなどです。
ヘモグロビンを増やす鉄分が含まれる食材は、鶏のレバー、プルーン、ほうれん草、ひじきなどです。
茶色いクマ
茶色いクマは、メラニン色素が原因なので美白対策とよく似た方法で対処します。
美白成分が入った美白化粧品を使う
シミ対策の時にも使う美白化粧品で対策すれば、茶色いクマは薄くなります。
それは、メラニン色素の排出が促されるからです。
美白化粧品の成分で安全なのはビタミンC誘導です。
ハイドロキノンもおすすめですが、目の周りに使用する時は濃度が薄いものを選びましょう。
メラニンの生成を抑制する食材を食べる
メラニンの生成を抑える効果を持つ成分はビタミンCです。
ビタミンCが多く含まれる食材はキャベツやレモン、アセロラ、ゴーヤ、トマトなどです。
黒いクマ
黒いクマは、目のたるみをなくすことで解消できます。
コラーゲン生成を促すアイクリームを使う
目の下のたるみの解消にはコラーゲンが必要です。
コラーゲンを生成を促すレチノールはビタミンA誘導体です。
レチノール配合のアイクリームでコラーゲン生成を促しましょう。
また、ビタミンCにもコラーゲン生成を促す効果がありますので、ビタミンC誘導体配合のアイクリームでしっかり対策しましょう。
目の周りの筋肉を鍛える
目の周りの筋肉を鍛えることで目のたるみが解消すると黒いクマも薄くなってきます。
目の周りの筋肉の鍛え方は、次の通りです。
- 鏡の前で薄目を開けた状態で10秒間キープします。
- 人差し指でそっと目尻に当てて上に少しだけ引き上げます。
- 2の状態で目を閉じて10秒間キープします。
これを1日に10セット行ないます。
まとめ
目の下のクマをメイクで隠すのは大変ですし、黒いクマや茶色いクマを隠すのはほぼ不可能です。
特に、茶色いクマは刺激や摩擦によってさらにひどくなるので、メイクのしすぎによる過剰なクレンジングや洗顔にも気をつけなければいけません。
目の下のクマの特徴を知って正しく対処しましょう!