すこやか美生活

あなたの姿勢は大丈夫?猫背を改善すべき理由と改善方法

背中が丸かったり猫背になっていると、見た目が悪いだけでなく体にも様々な悪影響が起きてしまいます。

そこで、ここでは猫背を治さなければいけない理由や猫背の改善方法についてご紹介します。あなたは猫背になっていませんか?しっかり読んで改善していきましょう!

猫背がもたらす悪影響とは?

まずは、猫背が体に与える影響についてご紹介します。猫背によって起こる不調やデメリットをしっかり覚えておきましょう。

暗い印象になる

猫背は背中が丸まっているので身長が低く見えるだけでなく、暗い印象やマイナスなイメージに見られがちです。

また、猫背になることで体のバランスが悪くなったりバストの形が悪くなってしまうのも注意したいところです。

肩や首のコリ

猫背になると首周りの筋肉は血行不良になりやすいです。そのため、首や肩がこりやすくなるのです。

首や肩がこると、偏頭痛などの不調が起こる場合があります。また、猫背になって首や頭が前に出ることで、体の重心がずれて首や肩に負担がかかる恐れもあります。

さらに、猫背によって腰にも負担がかかり、腰痛まで引き起こすケースもあるのです。

内蔵系の疾患を引き起こす

猫背になると、首や肩がこるだけでなく頚椎を通る自律神経にも負担をかけてしまいます。

自律神経の働きが悪くなると、体温や血圧、ホルモンバランスのコントロールが乱れ、内臓の働きまで低下してしまいます。また、胃の調子が悪くなったり、逆流性食道炎の原因にもつながります。

精神面への影響

猫背になると、うつ状態やイライラなど、精神面にも影響を与えると言われています。猫背になって頭を支えている頚椎が歪むと、自律神経のバランスが崩れたり、脳への血液循環などが阻害される恐れもあるのです。

このことから、猫背の人がストレスや疲労を溜め込むと、うつ病などの精神的疾患にまで発展する可能性があるということがわかります。

太りやすくなる

猫背になると、首周りや脇の下のリンパなどの働きが悪くなります。

その影響で新陳代謝まで悪くなり、老廃物や余計な水分が上手く処理できなくなってしまうのです。すると、体はむくみやすく脂肪がたまりやすくなり、結果として太りやすい体質へと変わってしまうのです。

猫背の改善方法

それでは、「本当は怖い猫背」を早く治すための改善方法をご紹介します。猫背を治して正しい姿勢を保つようにしましょう。

猫背を治すストレッチ

デスクワークなどで猫背が長時間続くと、背中の筋肉が凝り固まってストレッチをしても中々コリが取れない場合が多いです。そこで、背中の筋肉が硬くなる前に一度リセットすることが大切です。

このストレッチは、背中の筋肉のコリほぐしにもピッタリですよ。

  1. 椅子に座ります。
  2. 座ったまま、両腕を上に上げます。
  3. 腕を上げたまま5秒間キープします。
  4. ゆっくり腕を下ろして太ももの上に置きます。
  5. 肩の力を5秒かけて抜いていきます。
  6. 深呼吸して終了です。

猫背リセットストレッチ

猫背になると、肩が内側に丸まってしまいます。これは、5キロ前後ある重たい頭が前方に傾くことで、バランスを保つために肩が内側に丸まってしまうことが原因です。

猫背リセットストレッチでは、内側に丸まった肩を自然に広げて美しい姿勢へと近づけます。

朝と晩3セットずつ行うとより早く改善できるでしょう。

  1. 床に四つん這いになります。
  2. お腹をグッと上に引きあげて、背中を丸めます。
  3. 背中をガクンと下に落とし、背中をそらせます。1分間キープしましょう。(肩甲骨の間も下に落とすイメージで行います)

猫背を改善する肩のストレッチ

寝る前にこのストレッチを行うと、肩がスッキリして翌日の猫背改善につながります。

  1. 肩幅に両足を広げて立ちます。
  2. 両膝を曲げ、両腕を勢いよく後ろに振り上げます。
  3. 両腕を5回繰り上げたら5秒休みましょう。
  4. これを5セット行います。

背筋を鍛えるストレッチ

背筋を鍛えることで肩が内側に丸まるのを防ぎ、猫背の改善につながります。

毎日続けて行うことで、自然と背中が鍛えられて猫背も真っすぐ治っていきますよ。

  1. うつ伏せになります。
  2. 顎と両足を上げるエビぞり背筋を10回行います。
  3. 10秒間休憩します。
  4. これを5セット行います。

座ったままできる猫背改善ストレッチ

こちらは仕事の休憩時間でも出来る椅子に座ったまま行うストレッチです。肩や首が凝ったらぜひ実践してくださいね。

  1. 腰を丸めないように背筋を真っすぐ伸ばして座ります。キレイな姿勢を意識しすぎて力が入りすぎないように気を付けましょう。
  2. 左右の肩甲骨の間を縮めるイメージで両肘を背中の中央へと近づけます。胸を思い切り張るように開き、5秒間キープします。
  3. 縮めた肩甲骨の間を伸ばしていきます。左右の肩甲骨の間を広げながら、両腕を体の前下方向へと伸ばすようにゆっくり動かします。肩甲骨の内側の筋肉が伸ばされているのを感じながら、5~10秒間キープしましょう。

腰や背骨を伸ばすストレッチ

猫背になっていたり腰や背骨が曲がっているように思う方は、このストレッチを起床後すぐに行うと良いでしょう。こちらは、マッケンジー法という有名なストレッチで背中や腰を伸ばしてくれるストレッチです。

  1. 床に横ばいになって腕立て伏せの姿勢をとります。
  2. お腹を床に付けたまま、腕だけを伸ばして腰をそります。
  3. そのまま深呼吸をゆっくり繰り返し、20秒くらいキープします。
  4. この流れを10回ほど繰り返します。

まとめ

いかがでしたか?

猫背はスタイルが悪く見えるだけでなく、肥満の原因や様々な疾患につながります。

立っている時は背中が真っすぐ伸びていても、座っている時や歩いている時はついつい猫背になっている方も多いのではないでしょうか。

自分が猫背になっていないか、歩いている時にショーウインドウなどや鏡でチェックしてみても良いですね。

猫背に気付いたら、ぜひご紹介したストレッチで改善を目指してくださいね。猫背が治るだけで、5歳も若く見えたり、健康状態も良くなります。女性の場合は、バストの形が良くなったりバストサイズがアップすることもありますよ!

真っすぐ伸びた背筋は後ろ姿もキレイにしてくれます!ぜひ、正しいキレイな姿勢を目指してストレッチを続けて下さいね。