せっかくニキビが治っても残ってしまうと悲しいのがニキビ跡ですよね。
ニキビ跡はメイクで隠しても目立ってしまったり、肌を近くで見られるのが怖くなってしまうとても厄介な存在です。
ここでは、そんなニキビ跡の種類や家で手軽にできるニキビ跡の治し方をご紹介したいと思います。どれも簡単にできる方法なので、ぜひ実践してみてくださいね。
目次
ニキビ跡の種類とは?
ニキビ跡と一言で言っても、ニキビ跡にはいくつかの種類があります。あなたがお悩みのニキビ跡はどれかチェックしてみてくださいね。
赤みが残るニキビ跡
ニキビの炎症で肌が傷付くと、ダメージを受けた箇所に毛細血管が張り巡らされてダメージを修復しようとします。この毛細血管が皮膚を通して透けて見えるのがニキビ跡の正体です。
このニキビ跡は、放っておくと紫や赤紫色に見える色素沈着タイプのニキビ跡に進行してしまいます。
そのため、まだ赤みが残るニキビ跡のうちに早く対処することが大切です。
赤紫や紫色に残るニキビ跡
赤みの残るニキビ跡が悪化し、皮膚の内部にある毛細血管が壊れてしまうと、赤紫や紫のアザのようになったニキビ跡になります。
このニキビ跡は毎日ケアすることで徐々に薄くなって目立たなくなります。ですが、この状態に刺激を加えたり間違ったケアをすると、中々治らない茶色のシミのようなニキビ跡になってしまうでしょう。
茶色の色素沈着が残るニキビ跡
赤や紫のニキビ跡が残った肌に、紫外線対策をせずにいるとニキビ跡は茶色の色素沈着へと悪化してしまいます。
これは肌を紫外線から守るメラニンによるものです。このシミのようなニキビ跡は、中々改善が難しいので注意しましょう。
凸凹したクレーター状のニキビ跡
凸凹に陥没したニキビ跡は、クレーターニキビ跡と呼ばれることもあります。皮膚が変形しているためとても目立ち、メイクでもカバーが難しいのでとても厄介なニキビ跡です。
このクレーターニキビ跡にも、形によって3種類に分けられます。
- アイスピックタイプ:小さく真皮より深くまで空いたとがった凹みのようなニキビ跡
- ローリングタイプ:穴が丸くなって凹んだニキビ跡
- ボックスカータイプ:底が四角くなった大きめのニキビ跡
その他のニキビ跡
そのほかにも、しこりになったニキビ跡や火傷のようなケロイドになったニキビ跡もあります。
このようなニキビ跡は皮膚が激しく損傷しており、肌内部の真皮層までダメージが深い深刻な状態です。自力でこのニキビ跡を治すのはほぼ不可能なので、早めに皮膚科を受診することがおすすめです。
自宅で出来るニキビ跡の治し方
それでは、ニキビ跡の治し方についてご紹介します。ニキビ跡のタイプ別に治し方が違うので、間違ったケアをしないように注意してくださいね!
赤みのあるニキビ跡の治し方
赤みのあるニキビ跡はまだ初期の症状なので、肌のターンオーバーを繰り返すことで徐々に改善できます。
肌のターンオーバーを促すケアや生活習慣を続けることでキレイに治るでしょう。
【ケア】
肌を痛めないように優しく洗顔とクレンジングをしたら、水分と油分でしっかり保湿しましょう。化粧水をたっぷり塗ったら、乳液やクリームでしっかりと蓋をします。
【生活習慣】
肌のターンオーバーをしっかり促すために、入眠後の4時間を意識して熟睡することを心掛けます。睡眠前のスマホやパソコンの操作は、睡眠を妨げる原因となるので睡眠前には避けましょう。
また、バランスの取れた食事は美肌を作ります。野菜をしっかりとり、タンパク質の多い魚や肉類を積極的に食べましょう。足りない栄養素はサプリメントで摂り入れるのもおすすめです。
色素沈着タイプのニキビ跡の治し方
茶色のシミのようになったニキビ跡は、メラニンの大量発生が原因です。このようなニキビ跡を改善するには、メラニン色素を薄くする美白ケアが効果的です。
家で出来るケアとして、美白効果の高いビタミンC誘導体などの成分の入った化粧品を使うのがおすすめです。
洗顔した清潔な肌に、ビタミンC誘導体の入った化粧水でしっかりケアしてあげましょう。また、乾燥を防ぐため、クリームや乳液をぬるのもお忘れなく。
乾燥で肌がごわつくと、肌のきめが乱れてくすみ、色素沈着がさらに悪化してしまう恐れがあります。
クレータータイプのニキビ跡の治し方
肌に凸凹と残るクレータータイプのニキビ跡は、肌内部の真皮層にまでダメージが及んだ状態です。このニキビ跡のダメージはかなり深いので、セルフケアでの改善が難しいと言われています。
ですが、セルフケアでも出来ることはあるので諦めずにケアすることが大切です。
【保湿】
クレータータイプのニキビ跡には、肌の乾燥をしっかり防ぐ保湿ケアが重要です。化粧水をたっぷり塗って、肌の乾燥によるトラブルを防止しましょう。
コラーゲンやエラスチンは肌をふっくらとさせ、弾力やハリを与えてくれます。クレーターの凸凹にも内側から潤いを与えて改善してくれるでしょう。そのため、化粧品を選ぶ際は、コラーゲンやエラスチンが配合されたものを選ぶことがおすすめです。
また、出来るだけメイクによる負担を防いだり、紫外線のダメージを防ぐことも大切です。
ダメージが深刻化したニキビ跡は皮膚科へ
凸凹のクレータータイプといっても、しこりになったニキビ跡やケロイド状になったニキビ跡はかなり重いダメージが肌内部で起きています。
このような症状を自宅で改善するのは不可能に近いので、早めに皮膚科へ受診することがおすすめです。
家では、
- 肌を清潔に保つこと
- 質の良い睡眠を十分にとること
- バランスの取れた食生活を送ること
- 外出するときには紫外線を防ぐこと
をしっかり守って、これ以上ニキビ跡が悪化しないように気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ニキビ跡が残ると、メイクをしてもテンションが上がらずに気持ちまで下がってしまいますよね。
ですが、家で出来るケアを続けて正しい生活習慣を送ることで、ニキビ跡は自分でもキレイに改善することが出来ます。
不規則な生活や乱れた食生活、睡眠不足などを続けていると、治るニキビ跡も中々治らずに悪化してしまいます。皮膚科でしか治せない状態まで悪化しないうちに、早めにケアをすることがおすすめです!
毎日のケアでキレイな美肌を目指しましょう!