すこやか美生活

【秋・冬編】季節ごとの赤ちゃんのお悩みの解決方法

秋冬はただでさえ体調を崩しやすい季節です。

大人でも体調を崩してしまうのですから、赤ちゃんも例外ではありません。赤ちゃんは自分では体調管理ができないので、パパやママがしっかり守ってあげることが大切です。ここでは、そんな秋冬の赤ちゃんのお悩み解決法をご紹介します。

秋冬に多いお悩みと解決法

それでは、秋と冬に多い赤ちゃんのお悩みと解決法をご紹介していきます。

体調を崩しやすい

季節の変わり目は昼間と夜の寒暖差があるので、急な温度の変化に体がついていけません。そのため、体調を崩しやすい人が多いのです。これは、大人だけではなく、子供にも多い現象です。

寝る前は、赤ちゃんの体温が高いからと言って半そでで寝かせず、もう一枚何かキセルなどの工夫をしておきましょう。また、寝相が悪くて動いてしまう赤ちゃんも多いので、布団がずれてお腹を冷やさないようにしてあげましょう。

靴下で滑る

気温が下がると室内でも靴下を履かせる機会が増えます。

動き回るようになった赤ちゃんは、靴下を履いたまますべって転倒する室内事故が増えています。赤ちゃんの靴下には滑り止めがついているものが多いのですが、まれに滑り止めがついていないものもあります

すべって体のバランスを崩してしまい、頭を打つ怪我の恐れがあるので、室内では素足にしてあげることがおすすめです。特に、フローリングは滑りやすいので注意しましょう。また、転んだ時のダメージを減らすためにも、赤ちゃんが遊ぶ場所にはジョイントマットを敷いておくと良いでしょう。

冬の寒さ対策

本格的に冬になると、どんどん寒くなっていきます。大人も寒さ対策を行うように、赤ちゃんにもしっかり寒さ対策を行ってあげましょう。

おすすめは着ぐるみなどのカバーオールです。新生児の赤ちゃんは、まだ体温調節が自分で出来ないので、着ぐるみのように頭からつま先をしっかり覆う温かい服装がぴったりです。外出するときは、こういったカバーオールで全身を寒さから守ってあげましょう。

秋冬の室内での服装

赤ちゃんは基本的に大人よりも体温が高めです。そのため、衣服を着せるときの目安は大人よりも1枚少なくすることがポイントです。新生児の赤ちゃんであれば、カバーオールと保湿性の高い肌着、動き回る赤ちゃんなら、肌着とトレーナー、ズボンが良いでしょう。

また、保温性の高いフリース素材の衣服は温かいのでおすすめです。少し寒そうだなと感じたら、ベストを着せてあげても良いでしょう。袖の無いダウンタイプのベストなら、温かくて赤ちゃんの寒さも防ぐことが出来ます。

風邪を引きやすい

大人でも風邪を引きやすく調子が悪くなりがちな冬は、赤ちゃんもしっかり注意してあげましょう。

外出後は手洗いうがいの習慣をつけます。まだ手洗いうがいができない赤ちゃんは手と顔を塗れたタオルで拭いてあげましょう。もし赤ちゃんの咳が止まらなかったり熱を出した場合は、早めに小児科を受診するようにしましょう。

肌が乾燥する

冬は空気が乾燥しているので、大人でも肌が乾燥しがちです。デリケートな赤ちゃんの肌も、すぐに水分が蒸発してしまいます。お風呂上がりや起床時は、保湿クリームやミルクローションをしっかり塗ってあげましょう。また、赤ちゃんによっては成分が刺激になる場合もあるので注意が必要です。

市販品では湿疹ができてしまうという赤ちゃんには、肌に優しい低刺激タイプのものを使用することがおすすめです。

乾燥による湿疹ができる

冬になると赤ちゃんの肌は乾燥しやすくなり、湿疹が出てしまうケースもあります。皮脂分泌が少ない赤ちゃんは、乾燥によってかゆみが出て、皮膚を傷つけてしまい、湿疹につながります。この湿疹は小児性乾燥湿疹と呼びます。

この湿疹は悪化するとなかなか治らないので、皮膚をかいて血が出てくるようなら早めに皮膚科を受診しましょう。

秋冬の赤ちゃんに気を付けたいこととは?

秋冬だからこそのお悩みもありますが、秋冬特有のお悩みを未然に防ぐために気を付けたいことをご紹介します。

寝冷え対策を行う

赤ちゃんがしっかり眠れるようには、就寝時の環境も大切です。冬の乾燥した冷たい空気は、喉や花などの粘膜の抵抗力を弱めてしまいます。さらに、体が冷えると抵抗力が下がり、ウイルスや細菌に感染しやすくなるのです。

お風呂で充分温まったら、お湯と汗をタオルでしっかりと拭き、ほてりが取れてからパジャマを着せます。暖房がきいた部屋で汗が残ったままパジャマに着替えさせると、就寝後に体が冷えてしまう場合があるのです。

就寝中の動きによって赤ちゃんの体が冷えてしまう場合は、腹巻やスリーパー、お腹部分だけが腹巻状になったパジャマなども役立ちます。そして、赤ちゃんは足の裏で体温調節しているため、熱がこもり汗をかく原因となる靴下は、履かせる必要はありません。

また、室温は20度前後の設定を意識しましょう。乾燥を防ぐためにも、寒冷地以外では暖房はタイマーで1時間後に切れるように設定しておくことがおすすめです。

大人の都合で連れまわさないことが大切

冬は年末年始などでお出かけの機会がぐんと増えます。大人にとっては、赤ちゃんと一緒にクリスマスムード一杯の街を楽しんだり、お正月のにぎやかな雰囲気を味わいたい気持ちがあるでしょう。しかし、赤ちゃんの体調や体力を最優先で考えてあげてください。

風邪の流行が多い冬にあえて人込みに行くことはなるべく避けましょう。赤ちゃんを連れて買い物に行かなければいけないときでも、なるべく混まない時間帯を狙って行くなどの工夫をすることが大切です。

まとめ

いかがでしたか?

赤ちゃんがいる家庭では季節ごとに悩みが異なるので、戸惑うことも多いと思います。しかし、赤ちゃんを守ってあげられるのはパパとママだけということを意識し、気遣ってあげてくださいね。

特に、空気が乾燥している冬は風邪を引きやすい季節でもあります。大人が風邪を引いて赤ちゃんに悪影響を与えないように、周りの大人たちもしっかりと体調管理をしておきましょう。特に、手洗いうがいは徹底することが大切です。

ぜひ、今回ご紹介したお悩み解決法を実践して、すこやかな赤ちゃんの成長を見守ってあげてくださいね。