すこやか美生活

「だるい」「疲れが抜けない」そんな人に食べて欲しいおすすめの食べ物

なんだか体がだるい、しっかり寝たはずなのに疲れが取れない…。

あなたには、このような経験がありませんか?

毎日忙しく働く現代人は、日頃の疲れがどんどん溜まり、寝ても疲れが取れないなんてことがよくあります。厄介な疲れを取るには、足りない栄養素を補うことが大切です。

そこで、疲労回復におすすめの食べ物をご紹介します!ぜひ、毎日の食生活に摂り入れて、疲れを吹き飛ばしちゃいましょう。

疲れを取り除く食べ物とは?

トマト

疲れを取りたい時におすすめの食べ物は、抗酸化力の高い食べ物としても知られているトマトです。

トマトは、ビタミンA、C、Eが豊富に含まれています。また、クエン酸を豊富に含むので、疲れのもとになる乳酸を抑えてくれます。

さらに、食欲を増進させる効果もあるため、夏バテで食欲がない時にも効果的です。

そして、トマトの赤い色のもとになるリコピンは、抗酸化力が高く、老化や病気の原因になる活性酸素を除去する働きがあります。

活性酸素は、精神的なストレスや体の疲れが原因で発生し、私たちの体を錆びつかせてしまいます。トマトに含まれるリコピンは、活性酸素をしっかり除去してくれるので、疲労回復だけではなく、老化防止や美容、病気の予防、アンチエイジングなどに大変効果的です。

昔から、「トマトが赤くなれば医者が青くなる」と言われるほど健康効果が期待されています。疲れが溜まっているなと感じたら、気軽に摂れるトマトジュースで栄養を補うこともおすすめです。

豚肉

豚肉は、疲労回復にピッタリの食べ物です。豚肉のビタミンB1は、牛肉の約10倍とも言われており、エネルギー源である炭水化物を力に変えてくれます。

体の疲れを取り除くビタミンB1は、豚肉のほかにも大豆やインゲン豆、鰹節、鶏肉にも含まれています。

ぜひ、積極的に摂取して疲れを撃退してくださいね。

玉ねぎ

精神的な疲れの回復に効果的な食べ物は、玉ねぎや長ネギ、ニラなどのネギ類です。

ネギ類に含まれている辛み成分は、血液をサラサラにしたリ、血液中のコレステロールを下げる働きを持っています。また、疲労回復のビタミンB1の吸収を高めてくれます。

ネギ類共通の辛み成分である、「硫化アリル」は、精神的な疲労回復に効果的です。この硫化アリルは、神経鎮静作用があり、気持ちをおだやかにしてくれるのです。

しかし、硫化アリルは加熱すると作用が低下してしまいます。できるだけ生のまま食べることがおすすめです。

果物

酵素がたっぷり含まれている果物も、疲れを取りたいときにおすすめの食べ物です。

果物の中でも特に酵素が豊富なのは、パイナップルやイチゴ、キウイ、パパイヤなどです。人間が体内で作る酵素は限りがあります。

酵素不足を防ぐためにも、食べ物から積極的に酵素を摂取することが大切です。

また、果物の酵素を最大限に活かすタイミングは食前と言われています。ご飯やおかずは2~4時間ほどかけて腸に届きます。しかし、果物はわずか30分程度で腸へ届くのです。

食前に果物を食べることで、酵素がお腹の中をキレイにし、これから入ってくる食べ物の消化吸収をスムーズに促します。ちなみに、酵素が含まれている食べ物は、生の食べ物と発酵食品のみです。加熱した食べ物に酵素は含まれていないので注意しましょう。

大豆食品

脳の疲れを取り除き、頭をすっきりさせたいときにおすすめなのが大豆食品です。大豆食品に含まれているレシチンは、体の中の余分なコレステロールを運び、体外へ排出してくれるのです。

このように、疲れを取って脳の働きをサポートするレシチンは、ブレインフードとも呼ばれています。

大豆食品には、納豆や豆腐、おから、きな粉、枝豆、大豆の煮豆などがあります。また、大豆はビタミンEも豊富です。ビタミンEは、レシチンの酸化を防止するので、相乗効果が期待できるでしょう。

大豆食品のほかにレシチンが多い食べ物は、レバーや卵黄、ピーナッツ、ごま油、小魚などがあります。

キャベツ、大根

疲れによる不調で胃もたれが気になるときは、胃の粘膜を保護して食べ物の消化を促すキャベツがおすすめです。キャベツは、生で食べても加熱してもその効果が失われることはありません。

また、大根にも同じように胃もたれを緩和する働きがあります。

大根は、でんぷん質の消化をサポートするアミラーゼやタンパク質の消化を助けるプロテアーゼなどの消化酵素が豊富です。その働きは、「自然の胃薬」と言われるほどです。

大根に含まれる消化酵素は、熱に弱い性質を持つので、煮物や炒め物より大根サラダや大根おろしとして、生の状態で摂取することがおすすめです。

大根の消化酵素をしっかり摂り入れ、胃もたれを解消しましょう。

ニンニク

スタミナをつけたいときにおすすめなのがニンニクです。

ニンニクには、疲労回復と滋養強壮の二つの効果が期待できます。ニンニクに含まれているアリシンは、体の中でビタミンB1と結合することで、疲労回復に効果的なアリチアミンという物質に変化するのです。

そのため、だるさや体の疲れを取り除いてくれます。また、ニンニクは体を温めて血行を改善してくれます。

ニンニクは、ビタミンB1を豊富に含む大豆やホウレン草などと一緒に摂ることがおすすめです。

ただし、ニンニクを食べ過ぎると胃もたれにつながるので、食べる量に注意しましょう。

梅干し

疲労の原因のひとつである乳酸。体に溜まった疲れを取り除くには、この乳酸を分解して除去することが大切です。

梅干しに含まれているクエン酸は、乳酸を分解する働きがあるため、疲労回復につながります。また、クエン酸は殺菌効果があるので、食品の腐敗を防いでくれます。

お弁当やおにぎりの具などに入れることもおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

だるさや体の疲れは、放っておくとどんどん蓄積され、体のコリや肌トラブルなど全身の不調へとつながります。しっかり寝ているのに疲れが取れないときは、食べ物で体の中からケアしましょう。

ご紹介した食べ物は、どれもそれだけを食べるのではなく、バランス良く摂り入れることが大切です。

正しい生活習慣とバランスの取れた食事で、厄介な疲れを取り除きましょう!