何だかお腹がすっきりしなかったり、何日も便が出ていないような便秘状態はとてもつらいですよね。
便が出ていないとぽっこりお腹の原因になってしまいます。特に女性に多い便秘は、毎日の生活習慣に原因が隠されている場合があります。
今回は、便秘につながる悪習慣と、便秘を改善する便秘解消習慣についてご紹介します。
つらい便秘にお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
便秘につながる悪習慣
まずは、便秘の原因となる生活習慣についてご紹介します。あなたはこのような生活を送っていませんか?注意して見ていきましょう。
運動不足
日頃から体を動かさず運動不足になると自律神経のバランスが崩れがちになってしまいます。
自律神経は腸と密な関係なので、便秘につながる可能性が高いのです。体のバランスが崩れると、腸のぜんどう運動が悪くなり、痙攣性便秘につながってしまいます。
また、運動不足による筋力低下で、弛緩性便秘になる場合もあります。特に、腹筋が弱くなると腸のサポートが出来なくなるので、より便秘になりやすいのです。
無理なダイエット
間違った食事制限によるダイエットや栄養バランスの乱れは便秘につながります。
食事量が減ると、その分便の量も減ってしまいます。すると、排便の習慣がなくなり、便秘になってしまうのです。
また、便が腸に長くとどまると、余分に栄養が吸収されていきます。すると、ダイエット目的で食事制限をしていても、反対に太ってしまう恐れもあるのです。
このように、無理なダイエットやバランスの悪い食生活は健康のためにも良くありません。
ストレス
腸は人間のストレスを最も敏感に感じやすい器官です。
不安や緊張感を感じると、お腹を壊しやすくなる人がいますよね。このように、強いストレスを感じると、腸は反応して便秘につながる恐れがあるのです。
仕事の忙しさや人間関係の悩みなどのストレスを感じたら、上手く解消する方法を見つけることが大切です。また、精神的なストレスのほかにも、肉体的なストレスにも要注意です。長時間のデスクワークや立ちっぱなしで仕事をしている方は、体がストレスを感じてる可能性があるので気を付けましょう。
便意を我慢する
忙しかったり友人といるときなどに、ついトイレを我慢してしまうことはありませんか?
このように便意を我慢すると、体は便を溜め込むことにどんどん慣れていってしまいます。すると、自然な形で排便することが難しくなってしまうのです。
特に女性は、恥ずかしくてトイレを我慢することも多いでしょう。しかし、体のためにも出来るだけ我慢せず、便意を感じたらすぐにトイレに行くようにしましょう。
便秘を解消する生活習慣
それでは、便秘を解消する生活習慣をご紹介します。何日も便が出ていないような便秘がちな方は、ぜひ参考にしてくださいね。
腸内環境を整える食生活を送る
腸内環境を整えるには、食生活を変えることが大切です。
乳製品は、腸内環境を良くしてくれる食べ物として有名ですよね。牛乳やヨーグルトなどの乳製品は乳酸菌やビフィズス菌が含まれているため、腸内の善玉菌を増やしてくれます。
人間は年を重ねるごとに腸内の善玉菌が減ってしまいます。毎日の朝食にヨーグルトをとるなどして、しっかり腸内環境を整えましょう。
また、キムチや味噌、納豆などの発酵食品も便秘に効果的です。
発酵食品には、植物性の乳酸菌が沢山含まれています。乳製品が苦手な場合は、このような発酵食品で腸内環境を整えるのもおすすめです。
2リットル程度の水分を摂る
便秘改善には、毎日2リットル以上の水分を摂取することが大切です。
全身の臓器が水分を必要としているので、便に十分な水分を回すには、2リットル程度の水分を補給しなくてはならないのです。ただし、野菜や肉にも水分は含まれているので、飲み物として水分を摂取するのは1~1,5リットル程度でも大丈夫です。
一度に大量に水分を飲み過ぎると、尿と一緒に排泄されてしまうので注意しましょう。
つま先立ちをする
便秘改善につながる運動としておすすめなのが「つま先立ち」です。
家でテレビを見ている時などでも良いので、5分ほどつま先立ちをしてみましょう。自然にふくらはぎを鍛えることが出来ます。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれていて、足元の血液を心臓に押し出すポンプのような運動をしています。ふくらはぎを鍛えることは、全身の血行促進につながり、腸の動きまで活発にしてくれるのです。
特にデスクワークで座っている時間が多い方は、下半身の筋肉が弱くなっている可能性があります。通勤の電車の中や空き時間などを見つけて、ぜひつま先立ちをしてみてください。
カフェインの摂りすぎに気を付ける
毎日コーヒーや紅茶を飲む習慣がある方も多いと思います。
コーヒーや紅茶はカフェインが含まれているので、飲み過ぎると利尿作用によって、トイレの回数が増えていきます。すると、結果的に水分不足につながり、便がカチカチに硬くなってしまうのです。
便秘がちの方は、なるべくカフェインの入っていない麦茶やミネラルウォーターなどを摂るように意識しましょう。
温かい飲み物を飲む
冷たい飲み物を飲み過ぎると、内臓が冷えてしまい、腸の働きが低下してしまいます。ぜんどう運動も停滞してしまい、便が上手く流れなくなるのです。
そのため、温かいホットミルクや白湯などを飲み、内臓を温めることがおすすめです。
特に、起床してすぐは内臓の働きが悪いので、朝起きてすぐは温かい飲み物を飲みましょう。また、朝のお通じを促すためにも、朝のホットドリンクがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
便秘になると、お腹が張ってぽっこりするだけでなく、肌荒れや生理痛、イライラなど様々な不調につながります。便秘を放っておくと、どんどん癖になって慢性的になってしまいます。
便秘に気付いたら、早めに改善することが大切です。
便秘につながる生活習慣を見直して、便秘解消につながる生活習慣を意識してみましょう。毎日快適に過ごすには、ストレスをなくすことや質の良い睡眠をとることも大切です。
ぜひ、ご紹介した生活習慣を参考に、毎日健やかに過ごせるように工夫してみてくださいね!